カモミールの花とカモミールティー

りんごのように甘くて優しい香りのするカモミール。その魅力は何といってもその香りと、ハーブやお茶としても楽しめるところですが、実はとっても体にも良い効果をもたらしてくれるんです!今回は、魅力たっぷりのカモミールの効能についてご紹介します。






カモミールの4大効能!おすすめの食べ合わせとは


1)カモミールの紹介

(1)カモミールとは 

カモミールはキク科の一年草、もしくは多年草です。花が咲くと青リンゴのような、甘い香りを放つのが特徴です。また、花びらの形や色など、似たような植物をいくつかまとめてカモミールと総称しています。古来より薬草ハーブとして利用されてきました。

(2)科目・原産地 

科目:キク科シカギク属

原産地:西ヨーロッパやアジア北部など

(3)草丈・開花期 

草丈:30c~90cm

開花期:品種によって異なります

(4)名前の由来 

カモミールは、りんごのような香りがすることからギリシャ語の「khamai(大地の)」「melo(リンゴ)」という語が合わさったのが由来とされています。これがオランダから日本に伝わった際に、オランダ語の「カミルレ」が「カミツレ」という名前で日本に広まり、現在のカモミールになったと言われています。

2)カモミールに含まれる代表的な4つの栄養素とは

(1)アズレン(精油)

キク科植物に特有の精油成分で、炎症を抑える作用がります。

(2)クミンアルデヒド

アズレンと同じく精油成分で、鎮静作用や抗炎症作用があります。

(3)フラボノイド

ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。

(4)コリン

アセチルコリンという、血管を拡張させ血圧を下げる物質や、細胞膜を構成するレシチンを作ります。一日の摂取量は特に決まっていませんが、あまり取り過ぎてしまうと頭痛や吐き気などの症状が出てしまう可能性もありますので、摂取し過ぎには注意が必要です。理想としては、カモミールティーなら1日に1~2杯程度の摂取です。

3)ここが重要!カモミールに期待できる4大効能

(1)健康への効能

カモミールに含まれる抗炎症、抗酸化作用により、ガンや生活習慣病の予防、アレルギー症状の緩和、胃腸の調子を整えるといった、さまざまな健康への効果が期待されています。

(2)美容への効能

カモミールの抗炎症、抗酸化作用は、皮膚炎にも良いとされ、またニキビや肌荒れといった症状にも効果があるとされています。また、アンチエイジングにも効果的です。

(3)肌への効能

カモミールに含まれる「カマメロサイド」という成分には、シミ、皺などの原因とされる「AGEs」の増加を阻止し、糖化を予防及び防止する働きがあります。これにより、肌にツヤや弾力が生まれやすくなります。

(4)心への効能

カモミールに含まれる鎮痛作用・鎮静作用により、心身を落ち着かせてリラックスさせる効果があると言われています。特に女性への効果が大きいため、イライラやストレスが溜まった時などに効果的です。

部屋でくつろいでいる女性

4)種類の解説!カモミールの種類と特徴

(1)ジャーマンカモミール

一年草で、花の真ん中の黄色い部分が膨らんでいるのが特徴です。香りは花の部分のみで、ハーブティーにすると蜜リンゴのように濃厚な香りがします。一般的に「カモミール」と呼ばれているのはこの本種を指します。他の品種よりも抗炎症作用のある「アズレン」の含有量が多いため、かゆみや虫刺されなどの肌トラブルにより効果的です。また、肌荒れや冷え性、月経前症候群などの女性の悩みに特に有効なハーブとされています。

(2)ローマンカモミール

ジャーマンカモミールよりも花が大きいのが特徴で、草丈の低い多年草です。草全体から青リンゴのようなフルーティーな香りを放ちます。また、鎮静作用のあるエステル類を多く含んでいるため、その香りで心身のリラックス効果や、不眠に効果的です。

(3)ダイヤーズ・カモミール

ローマンカモミールと同じ仲間で、マーガレットやたんぽぽを連想させる黄色い花が特徴的です。ハーブティーなどには利用しない代わりに、花びらは染色の原料によく使われており、「紺屋カミツレ(こうやかみつれ)」という別名で親しまれています。

(4)ワイルド・カモミール

夏白菊やモロッコカモミールなど、別名がいくつもある種類です。抗炎症作用があるため、精油によく用いられます。

5)カモミールと一緒に摂取したい食材とは

(1)お酒

市販のカモミールのティーバッグに、ブランデーなどのお酒を少しだけ混ぜることで、眠れない夜には良い安眠効果を得ることが出来るとされています。主に眠れない時などに摂取するため、1日に1杯程度が目安です。

(2)砂糖

疲れた時などに、カモミールティに砂糖を少し加えることで、心身の疲労を取る効果があるとされています。糖分は体の疲れを取りやすく、またそこにカモミールのリラックス効果が合わさって、疲れにはとても効果的です。1日の摂取目安量は、1~2杯程度です。

6)ここがポイント!カモミールの効果的な2つの摂取方法

(1)夕食後に摂取する

カモミールティを夕食後に飲むことで、ダイエットに効果があるとされています。カモミール自体にはダイエット効果はありませんが、カモミールの鎮静作用が体のストレスを解放して、食欲を抑えてくれることで、結果的にダイエットに効果があるとされています。1日に1杯を毎日続けることで、個人差はありますが徐々に効果が現れてくるようです。

(2)入浴剤として使う

ローマンカモミールのハーブティーをお風呂に入れることで、リラックス効果により筋肉の伸びに効果的とされています。妊娠中の腰痛にも効果があるため、疲れた時や筋肉痛、腰痛が気になる時に使用するのがおすすめです。

aroma oil

7)アロマでもよし?カモミールをアロマで活用して期待できる3大効能

(1)心への効能

カモミールの鎮静作用は、特に中枢神経を鎮静する作用が強いです。そのため、外的ショックや悲しみなどに効果があるとされています。また、頭痛や摂取障害などに利用される臨床例もあるようです。

(2)体への効能

頭痛や腹痛、歯痛などの痛み全般を和らげる効果があるとされます。また、消化不良や下痢、嘔吐などの胃腸の不調の改善にも効果的と言われています。

(3)肌への効能

カモミールの持つ抗炎症、抗アレルギーの作用により、じんましんやアトピー性皮膚炎、かゆみなどに効果が期待されています。

8)カモミールと一緒に活用したいオススメの3つのアロマ

(1)クラリセージ

クラリセージには「スクラレオール」という成分が含まれており、ホルモンバランスを整えて、女性特有の不調や症状を和らげてくれる働きがあります。そのため、カモミールの女性に優しい効能と合わさるとより良い効能が得られます。

(2)ベルガモット

ベルガモットは鎮静作用と高揚作用の両方をあわせ持っているため、ストレスやイライラなどで情緒が不安定なときに効果的です。カモミールの鎮静作用と合わせて用いることで、よりリラックス効果や、また整腸作用の効果が期待できます。

(3)ジャスミン

ジャスミンはリラックス効果や、女性特有の生理痛やマタニティブルーの改善効果などに有効です。カモミールとの併用で、より精神の多幸感や心の落ち着き、女性特有の悩みの改善が期待できます。

9)要注意!カモミールを活用する上での注意点

(1)高濃度で使用しない

カモミールのアロマを高濃度で使用すると、頭痛や吐き気を起こすことがありますので注意が必要です。

(2)一部の薬とは併用しない

カモミールはそれだけで、鎮静作用や穏やかな眠りへ誘う香りの効果などがあります。そのため、向精神薬や鎮静剤、睡眠剤といった薬と併用し過ぎると危険な可能性があるため、それらの薬とは併用しないようにしましょう。






今回のまとめ

1)カモミールの紹介

2)カモミールに含まれる代表的な4つの栄養素とは

3)カモミールに期待できる4大効能とは

4)種類の解説!カモミールの種類と特徴

5)カモミールと一緒に摂取したい食材とは

6)ここがポイント!カモミールの効果的な2つの摂取方法とは

7)アロマでもよし?カモミールをアロマで活用して期待できる3大効能

8)カモミールと一緒に活用したいオススメの3つのアロマ

9)要注意!カモミールを活用する上での2つの注意点