コリアンダーの栽培方法!ステップ・グッズ・栽培のコツ

 コリアンダーの栽培

カレーのスパイスに使われる「コリアンダー」という名前は知っていてもよく知らないという人が多いと思います。タイ料理で使われる「パクチー」と同じです。コリアンダーは、食欲増進・風邪予防に効能があり、自分で栽培できると嬉しいですね。

今回はコリアンダーの紹介と栽培のコツをご紹介します。






目次

コリアンダーの栽培方法!ステップ・グッズ・栽培のコツ


1) コリアンダーの紹介

(1) コリアンダーとは

独特の香りで葉・茎・果実は、野菜・ハーブ・香辛料として世界各国で食されています。

(2) 科目・原産地

セリ科の植物です。原産地は地中海東部です。

(3) 草丈・開花期

草丈25センチ程度の一年草です。開花期5月~7月です。

(4) 名前の由来

コリアンダーの語源は、ギリシャ語の「Koriandron」に由来し、独特の香りからKoriS(カメムシ)を意味する語が変化して「Coriander」コリアンダーになりました。コリアンダーは、英語ですがタイ語でパクチーと言います。和名は、コエンドロ、中国では、香菜(シャンツァイ)と言います。

(5) 簡潔な効能

特筆するのは、抗酸化力が大豆の10倍と言われているところです。種子には、抗菌成分があり、たんぱく質を調和する成分があるので胃腸に良いとされていますし、すりつぶした実(種子)と蜂蜜で咳止めに使います。葉の独特な風味が食欲増進の効果があり、鉄・カロチン・ビタミンB2・ビタミンCが含まれ、風邪にも良いとされています。

2) コリアンダーの3つの種類と特徴

(1) コリアンダー

独特の匂いで香辛料として使わてることが多くあります。タイ料理には、欠かせません。

(2) ロングコリアンダー

同じセリ科の植物です。オオバコエンドロ、ノコギリコリアンダーとも呼ばれます。若葉を使用してコリアンダーより香りが強いのが特徴です。

(3) ベトナムコリアンダー

タデ科の植物でベトナムミントとも呼ばれています。柑橘系の香りでサラダ・スープに使用されます。

3) コリアンダーを育てる難易度・耐寒性とは

育てやすい方です。種から育てる方が育てやすいでしょう。春に種をまくと十分に育たないうちに花が咲いてしまうので秋に種をまく方が良いでしょう。耐寒性は、普通ですが冬を越させたい場合はワラを敷いておきましょう。

土を触る手

4) 栽培に用意する3つのグッズ

(1) コリアンダー種

コリアンダーの種は、ホームセンターや園芸店でも通販で150円から200円で購入できます。

(2) プランター(鉢)

コリアンダーの根はまっすぐ下に伸びるので深さが20センチ以上あるものを選びましょう。

(3)

水はけのよい土を用意しましょう。赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合でまぜた土を用意します。

5) コリアンダー6つの栽培ステップ

(1) ステップ1:球状の種を指で軽くつぶして2つに分けておく

半分で一つの芽が出るので分けておくほうがムダがありません。

(2) ステップ2:一晩水につけておく

水を吸って発芽しやすくなります。

(3) ステップ3:底の浅い直径20㎝ほどの鉢に土を入れます。

庭土なら掘り起こしておくと良いでしょう。

(4) ステップ4:1か所に4~5粒の種をまいて軽くおさえます。

土はかぶせなくても良いでしょう。

(5) ステップ5:土が乾かないように水やりを続けるようにします。      

(6) ステップ6:1~2週間で発芽するので間引きしながら育てます。

6) コリアンダーを効果的に栽培する7つのコツ

(1) 土・鉢植えのコツ

コリアンダーの土は水はけが好いものが良いので赤玉土と腐葉土を使用します。根がまっすぐ下に伸びるので鉢は20センチ以上の深さのあるものにしましょう。

(2) 日常の手入れのコツ

雨に当たり土がつくと病気になります。足元にワラを敷いて泥跳ねを防ぎましょう。茎が伸びすぎると倒れますので支柱を立てて支えてあげます。

(3) 肥料・水やりのコツ

土にあらかじめゆっくり効くタイプの肥料を混ぜ込んでおくとよいでしょう。水を好みますので、土の表面が乾いたらたっぷりの水を上げましょう。夏場は、すぐに乾燥しますのでこまめに水やりをしましょう。

(4) 日当たり・置き場所のコツ

日当たりのよい場所を好みますが、やや日陰でも育ちます。

(5) 増やし方のコツ

種まきで増やします。3月~4月、9月~10月に種をまきます。寒冷地ではないなら秋にまきましょう。発芽温度は、20度前後です。球状の種に芽が2つ出てきますので、2つとも育てたい時には種を指できれいに割っておいてからまくとよいでしょう。

(6) 虫対策・健康的に育てるコツ

ヨトウムシによる葉っぱの食害。アブラムシの発生が見られますので見つけたらすぐに駆除しましょう。

(7) 収穫のコツ

若い葉をその都度摘み取って料理の風味づけに便利です。まだ苗が小さいときに摘みすぎると花が咲かない、実がつかないことがあります。実はカレーやピクルス用のスパイスとします。実を収穫するときには、完熟して茶色くなってから収穫します。種(実)が、茶色くなってきたら茎ごと刈取り風通しの良いところで乾燥しておきます。

パクチー鍋

7)収穫後の楽しみ・・!嬉しい4つの効果とは

(1) 有害な重金属などを体外に排出

私たちの体内には空気の汚れや農薬などで有害なものが蓄積されています。排出効果がコリアンダーにあります。

(2) 脳の疲労を癒してくれます

エッセンシャルオイルに利用すると、頭がスッキリすることができます。疲れた時に香りを嗅ぐと脳の疲労を癒してくれます。

(3) 食事を楽しく

香辛料としてつかわれますし食欲がないときには、食欲増進に役立ちます。タイ料理には欠かせません。

(4) 抗酸化効果で老化防止

抗酸化力は大豆の10倍と言われています。アンチエイジング効果があり、代謝も良くなるので若返るかもしれませんね。

8) コリアンダーを保存する場合のポイント

(1) 水けが必要

コリアンダーの葉には水気がない方が良いと言いますが、根には水が必要ですので、根には水で濡らしたキッチンペーパーを巻いておきます。たてらして新聞紙でくるんで冷蔵庫で保存が良いでしょう。

(2) タッパーを使おう

細長いタッパーに寝かして冷蔵庫で保存もできます。ただ早めに食べるようにしましょう。

(3) 少し乾燥状態で冷凍も

乾燥状態で(完全な乾燥状態でなくてもよい)冷凍庫で保存できます。少し、香りが落ちますが問題ありません。

9) コリアンダーを栽培する魅力とは

(1) 安くコリアンダーを食事に取り入れられる

スーパーで少ししか入っていない袋が200円もするのですから自分で栽培してもう断然お得です。

(2) 老化防止に毎日楽しんで食べることができる

好きな時に食べることができ、香りを楽しむこともでき老化防止に役立ちます。

(3) 体の重金属の浄化

体の有害物質を輩出してくれるので体のデトックスを行うことができます。

コリアンダーの効能はまだまだあります。是非、栽培を楽しみ食事に、生活に取り入れてください。






今回のまとめ

1) コリアンダーの紹介

2) コリアンダーの3つの種類と特徴

3) コリアンダーを育てる難易度・耐寒性とは

4) 栽培するのに用意する3つのグッズ

5) コリアンダー6つの栽培ステップ

6) コリアンダーを効果的に栽培する7つのコツ

7) 収穫後の効果的な4つの用途とは

8) コリアンダーを保存する場合のポイント

9) コリアンダーを栽培する魅力とは

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