大根の葉に期待!5大栄養素と期待できる効果とは?

葉付き大根

ついつい捨ててしまいがちな大根の葉。ただの葉っぱで、栄養なんてとくになさそう、なんてイメージを持つ人もいると思います。でも実は、大根の葉には栄養がとっても豊富に含まれているんです。今回は大根の葉に含まれる栄養素と期待できる効果についてご紹介します。






目次

大根の葉がすごい!5大栄養素と期待できる効果とは?


1)大根の紹介

(1)大根とは

アブラナ科の一年草の野菜で、古来から現代に至るまで、日常的に主に食用として利用されています。春の七草の一つ「すずしろ」はこの大根の葉のことをいい、大根はその種類もさまざまです。日本では白いものが一般的に流通していますが、世界では黒色や紅色の大根もあります。

(2)科目・原産地

科目:アブラナ目アブラナ科

原産地:地中海沿岸、西アジア、中国など諸説あり

(3)草丈・開花期 

草丈:30cm~40cm

開花期:4月~6月

(4)名前の由来

大きな根、ということから大根と名づけられたと言われています。

2)種類の違いはあるの?大根の葉の種類と特徴の違い

(1)青首大根

スーパーで一般的に販売されている品種で、青首宮重(あうくびみやしげ)群と言われる種類のものです。葉の付け根辺りが陽に辺り、青くなっているのが特徴です。年間を通して出荷されています。

(2)三浦大根

神奈川県の三浦で生まれた品種で、中心部分が太くなっている白首大根です。きめの細かい肉質で、生では辛味が強く、また煮物にすると甘味が出るのが特徴です。

(3)辛味大根

辛味が強い大根の総称を「辛味大根」といいます。特徴として、普通の大根よりも小ぶりで辛味が強く、水分が少ないことが挙げられます。群馬県産や京都府産など品種はさまざまで、そばやうどんなどの薬味として利用されることが多いです。

(4)ラディッシュ

二十日大根を始めとして、大根の中でも小さい品種を総称してラディッシュといいます。その丸い形から、一見カブの仲間のようにも思えますが、地中海沿岸が原産とされる西洋品種の大根の一種です。白色の大根の他、紅色の大根もあります。

(5)黒長大根

日本では珍しく、まだあまり馴染みのない品種ですが、ヨーロッパでは比較的ポピュラーな野菜として知られています。墨のような真っ黒な色が特徴的ですが、中身は通常の大根同様に白色をしています。

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3)ここがポイント!含まれる代表的な5つの栄養素とは

(1)ビタミンC

ビタミンCは、体内でコラーゲンの生成と、重要な抗酸化物質としての働きを持ちます。 また、美容に役立つビタミンとして有名です。含有量は100gあたり53mgです。

(2)鉄分

鉄分は全身に酸素を運び、細胞の活性化を担ってくれます。また、ビタミンCが吸収をサポートすることでも知られています。含有量は100gあたり3.1mgです。

(3)カルシウム

カルシウムは骨や歯の構成要素の他、体の生理機能を調整し、心を安定させる働きを持っています。含有量は100gあたり260mgです。

(4)食物繊維

食物繊維は体内で消化酵素による消化ができない栄養素で、主に整腸作用などの働きを持ちます。

(5)ミネラル

ミネラルは体の臓器や、組織のさまざまな反応を円滑に働かせる役割を持ちます。 

4)要チェック!大根の葉に期待できる5大効能とは

(1)便秘の解消・胃腸の調子を整える

大根に含まれる食物繊維により、整腸作用の効果があるため便秘の解消や、胃腸の調子を整えてくれます。

(2)アンチエイジング効果

大根の葉に含まれるビタミンAの働きにより、抗酸化作用が強力に働き、老化を予防してくれます。

(3)ガン・動脈硬化予防

大根の葉に含まれる抗酸化作用の働きによって、ガンや動脈硬化などの原因となる活性酸素を除去してくれます。それにより、さまざまな病気の予防が期待できます。

(4)美肌効果

大根の葉に含まれるビタミンCには、皮膚の健康維持や抗酸化作用があるため、しわの予防や肌のハリ、美白の効果などが期待できます。

(5)冷え性の解消効果

大根の葉に含まれるビタミン類の働きにより、冷えの解消効果があると期待されています。

※一日の摂取目安量としては、30g程度です。大根の葉にはさまざまな栄養分が含まれているため、あまり摂り過ぎないように注意しましょう。

和風サラダ

5)大根の葉と一緒に摂取したい食材とは

(1)緑黄色野菜

パセリやブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜にはビタミンが豊富に含まれています。ビタミンが豊富な大根の葉と併せて摂取することによって、より効果的に栄養を摂ることが出来ます。

(2)切り干し大根

切り干し大根にはミネラルが豊富に含まれているため、大根の葉と一緒に摂取するとより体内の生理機能や代謝などをサポートしてくれます。

6)オススメの摂取方法!効果的な摂取方法

(1)

大根の葉に含まれるビタミンAは脂溶性のため、油と一緒に調理することで吸収率を高めます。野菜炒めなどに一緒に入れて炒めると、美味しく栄養が吸収出来ておすすめです。

(2)サラダ

大根の葉に含まれるビタミンCは水溶性のため、なるべく調理をせずに摂取するのがおすすめです。刻んでサラダと一緒に食べると良いでしょう。

7)保存法に注意!大根の葉を保存するポイント

冷蔵保存の場合には、葉の根元部分を少し下の辺りで切り、深めのお皿やコップなどに入れて冷蔵庫で保存します。葉が乾燥しないように、ラップで覆って適度に水を変えたらなるべく数日間で使い切るようにしましょう。また、冷凍保存の場合には細かく刻んでジップ付きの保存袋に入れて冷凍庫で保存します。






今回のまとめ

1)大根の紹介

2)種類の違いはあるの?大根の葉の種類と特徴の違い

3)ここがポイント!含まれる代表的な5つの栄養素とは

4)要チェック!大根の葉に期待できる5大効能とは

5)大根の葉と一緒に摂取したい食材とは

6)オススメの摂取方法!効果的な摂取方法

7)保存法に注意!大根の葉を保存するポイント

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