窓際の観葉植物

観葉植物やエクステリアとして人気の高いアイビー。小さい手のような形のものから、ハート形、星型と葉っぱの形もとっても可愛いですね。

今回はそんなアイビーの育て方や栽培のコツなどを紹介していきます。






アイビーの育て方解説!ステップ・栽培のコツとは


1)アイビーの紹介

(1)アイビーとは

観葉植物として有名な、常緑のつる性植物。その種類は500種類以上と言われ大きなものから小さなものまで幅広い品種がある。

アイビーは名称で正式にはヘデラと呼ばれる。這うように広がったたり、枝の節々から根を出して壁や樹木にくっついてよじのぼる。

観葉植物から公共緑化まで用途の広い植物です。

(2)科目・原産地

科目:ウコギ科・ヘデラ属

原産地:欧州・西アジア・北アフリカ

(3)草丈

つるの長さは2~10メートル。

(4)名前の由来

葉が密集している様子からギリシャ語で「座る・葉が密生する」という意味を持つ「hedra」がヘデラの語源と言われています。

(5)難易度・耐寒性

アイビーは耐寒性、耐陰性に富み生育も旺盛で乾燥にも強いです。耐寒温度は0~3度です。寒さに強く育てやすい為、忙しくあまり手間をかけられない人でも簡単に育てられるでしょう。

2)アイビー3つの種類と特徴

(1)へリックス

アイビーの代表で基本原種。成長すると高さは数十メートルに達します。200種類以上の園芸品種があり、葉っぱの形・大きさで7~8タイプに分かれます。

(2)カナリエンシス

葉はハート形で長さ20前後になりへリックスよりも大きいです。寒さに当たると赤褐色に色づきます。

(3)ヴァリエガタ

寒さに当たると主にクリーム色の部分が紅色に色づく。平面、壁面緑化によく利用されます。ヘデラの中では寒さに弱いタイプで寒冷地での栽培には不向きです。

(4)キヅタ

日本、朝鮮半島、台湾原種。生産はとても旺盛で成長すると40近く伸びます。

3)アイビーの3つの増やし方のステップ

今回は挿し木での増やし方のご紹介をします。

(1)ステップ1

挿し木に適している時期は春から秋までです。10センチほどにした挿し穂の上部2~3枚の葉を残して下の葉は全部落としておきましょう。

(2)ステップ2

20分~30分ほど水につけて十分に吸わせてから挿し木用の土に挿しておきましょう。切り口に発根促進剤を塗っておくと発根がスムーズです。

(3)ステップ3

発根まで約1か月。土が乾かない様にマメに霧吹きなどで加湿しましょう。しっかり発根したら鉢上げします。

キッチンガーデニング

4)アイビーを育てる6つのコツ

(1)土の種類・鉢植え

用土は水はけの良い土を使います。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1など。市販の観葉植物の土でもよいでしょう。

(2)日常の手入れ

つるが伸びすぎて形が乱れてきたら短く切り戻します。節があればほとんどの場合芽を出すので好きな位置で切って大丈夫です。

下の葉が枯れたら、株は地際から10センチほどの場所で刈り込んで仕立て直します。

(3)肥料・水やり

水やりは、土の表面が乾いてから、底からしみ出すまでたっぷり上げる。根腐れをおこしやすいので受け皿の水はすぐにすてます。

乾燥には強いですが、乾燥しすぎるとハダニが発生することがあるので時々霧吹き等で葉水してあげましょう。

肥料は春~秋、2か月に一度固形の肥料を少し使用します。肥料は少量をきらさにように与えるのが良いでしょう。

(4)日当たり・置き場所

真夏は明るい日陰、それ以外はできるだけ日に当てます。直射日光は葉焼けをおこしてしまうので避けましょう。日陰でも育ちますが日に当てた方が葉の色つやが良くなります。

(5)増やし方

挿し木で育てられます。挿し木するには10センチ以上の長さになるように切って3~5センチ位の葉を落として挿せば水でも土でも発根する。水切れには注意しましょう。半日陰で管理します。

5)アイビーを育てるのに特に注意するべき3つのこと

(1)日が当たる場所での栽培

アイビーは日陰でも育ちますが、斑入りの種は日照不足になると模様が薄くなったり消えてしまったりするので日が当たる場所で育てた方がきれいに色がでます。

(2)日陰過ぎに注意

耐陰性に富んでいるとはいえ、極端に日陰だと新芽が成長せずに葉が落ちてきてしまうので適しません。適度に日の当たる場所で育てましょう。

(3)壁面装飾などにも用いられます

この場合、最初はなかなか絡まない場合が多いので紐などで支柱にツルを結わき付けるときれいに絡まります。

6)アイビーの成長後の効果的な2つの楽しみ方とは

(1)アイビーは他の植物と合わせやすく、コンテナの寄せ植えのグリーンとして用いられることが多いです。

紅葉する種類のものあるので、色の組み合わせなどを考えて寄せ植えを楽しむこともできます。

(2)寒さや乾燥に強く、日陰にもよく耐えるので、戸外のグランドカバーやベランダの手すりなどに巻き付けてお部屋の目隠しなどにも使えます。

7)アイビーを育てる3つの魅力とは

(1)とにかく種類が豊富なので、色々な種類なアイビーを育ててみるのもオススメです。また、アイビーは突然変異を起こしやすく

次の年には全く別の種類に変わってしまうこともあるんだそうです。そんなところも楽しみながら育ててみて下さい。

(2)室内だけではなく、室外での生育も可能なのでベランダや庭のガーデニングの観葉植物としても人気です。

また、吊り鉢でつるして飾ることもできます。長くのびたつると可愛い形の葉っぱがとっても可愛いです。

(3)寒さに強く、とても育てやすいので、仕事が忙しくあまり手間をかけられない人でも育てやすいのも人気の理由です。

置くだけでインテリアにもなるので、観葉植物初心者の方にもおすすめですよ。






今回のまとめ

1)アイビーの紹介

2)アイビー3つの種類と特徴

3)アイビーを育てる難易度・耐寒性とは

4)アイビーの3つの増やし方のステップ

5)アイビーを育てる6つのコツ

6)アイビーを育てるのに特に注意するべき3つのこと

7)アイビーの成長後の効果的な2つの楽しみ方とは

8)アイビーを育てる3つの魅力とは