【栽培テクニック】サンデリアーナの効果的な育て方9選

サンデリアーナ

ミニ観葉植物として人気のサンデリアーナは育てやすいので観葉植物初心者におすすめです。ミリオンバンブーや開運竹とも呼ばれ、縁起が良いと評判のサンデリアーナを育てて運気をアップさせてみませんか?サンデリアーナの育て方を詳しくご紹介します。






目次

1)サンデリアーナの紹介

(1)サンデリアーナとは

サンデリアーナは、スズラン亜科ドラセナ属の常緑低木です。ギニョウセンネンボクとも呼ばれます。日本には戦前に持ち込まれ、戦後に普及しました。笹のような形の葉は光沢があり、白く縁どられていて、すがすがしいイメージがあります。

(2)科目・原産地

科目:リュウゼツラン科ドラセナ属
原産地:カメルーン

(3)草丈・開花期

草丈:1~2m
開花期:5~10年に1度程度

(4)名前の由来

サンデリアーナの見た目が竹に似ていることから「開運竹」とも呼ばれます。風水では竹は開運を意味し、サンデリアーナの力強く真っ直ぐに育つ姿に運を切り開くイメージがあり、縁起が良いからです。

(5)期待できる効果・効能

「開運竹」「ミリオンバンブー」と呼ばれるサンデリアーナは、風水では縁起が良い植物です。開運を願い、お部屋や職場に飾ることができます。

(6)栽培の難易度・耐寒性・耐影性

難易度:簡単
耐寒性:やや弱い
耐影性:普通

2)種類の違いはあるの?サンデリアーナの3つの種類と特徴

(1)ミリオンバンブー

葉がなく、竹のように仕立てたものはミリオンバンブーと呼ばれ、お祝いの品として販売されています。

(2)サンデリアーナ・ゴールド

鮮やかな黄色と緑色のストライプを持つサンデリアーナです。

(3)ドラセナ・レフレクサ

細い茎の先にたくさんの細長い葉を茂らせ、ソング・オブ・ジャマイカと呼ばれています。

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ6選

(1)グッズの名称

鉢、用土、肥料、剪定ばさみ、遮光ネット、ハイドロボールなど

(2)グッズを選ぶ基準

用土には、赤玉土を6割、腐葉土を4割で混ぜ合わせた土を使用するか、市販の観葉植物用の土を使います。ハイドロカルチャーで楽しむ場合は、好みの器とハイドロボールの用意が必要です。

(3)初期費用

2,000~3,000円前後

(4)入手方法

園芸店、ネットショップ、ホームセンターなどで入手できます。

サンデリアーナ

4)正しい手順で栽培を!5つの栽培ステップとは

(1)ステップ1: 植え付け

春から秋にかけていつでも植え付けできます。鉢底に水はけがよくなるように石を置き、赤玉土6に対し、腐葉土4の土を入れ植え付けます。

(2)ステップ2: 水やり

気温が15度以上の時は、土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えます。気温が15度以下になると、成長が遅くなるためあまり水を与える必要がありません。土の表面が乾燥してから2~3日後に水やりをすれば十分です。葉は乾燥させない方がよいので霧吹きなどで毎日葉水します。

(3)ステップ3: 日当たり

直射日光に弱いので、遮光ネットやレースのカーテンなどで遮光してください。直射日光を浴びると葉焼けしてしまいます。高温多湿に強く、耐影性があるので、室内に置いて構いませんが、エアコンの風が直接当たる所には置かないでください。寒さに弱いので10度以下になる場所は避けるようにしてください。

(4)ステップ4: 肥料

肥料は与えなくても構いませんが、春から秋にかけての成長期に緩効性の置き肥を2ヵ月に1回与えると良いでしょう。冬の間には肥料は必要ありません。

(5)植え替え

サンデリアーナは成長が早いので、2年ほどで植え替えが必要です。長く放っておくと根詰まりを起こします。根についた土を軽くほぐし、ひと回り大きな鉢に植え替えます。

5)要チェック!サンデリアーナを効果的に育てる9つのコツ

(1)土の種類・鉢植え

水はけの悪い土は根腐れを起こします。観葉植物用の用土、または赤玉土6に腐葉土4を混ぜた土を用意してください。

(2)植え付け

植え付けは春から秋の成長期に行います。根のすき間にもちゃんと土が入るようにして、植え付けた後に水をたっぷり与えます。

(3)剪定・日常の手入れ

春から秋の成長期の間はいつでも剪定できます。茎が上に長く伸びていくので、適当な長さで切り戻して形を整えてください。思い切って短く切ってもすぐに芽が出ます。

(4)肥料・水やり

寒さに弱いので、気温によって水のやり方を変えてください。気温が15度以上であれば、土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えます。15度以下の時は、土の表面が乾燥してから2~3日後に水を与えます。ハダニを防ぐためにも、葉が乾燥しないように、定期的に霧吹きなどで葉水しましょう。肥料は春から秋に緩効性の置き肥を2ヵ月に1回与えてください。

(5)季節ごとの手入れ

春~秋は屋外で管理することができますが、直射日光に弱いので、必ず遮光ネットなどで影を作ってください。気温が10度以下になると枯れてしまうことがあります。寒い時期は室内の温かい場所で管理してください。

(6)日当たり・置き場所

直射日光を浴びると葉焼けしてしまうので、遮光ネットやレースのカーテンなどで遮光してください。室内で管理する場合は、エアコンの風が当たらないように気をつけてください。冬の間は温かい場所で管理し、10度以下になる場所には置かないでください。

(7)増やし方

茎を適当な長さに切って土や水に挿すだけで根が生えてきます。葉はあってもなくても構いません。根が生えたら鉢に植え替えます。水ざしで根を生やしたものは乾燥に弱いので、鉢に植えた後にはこまめに水を与える必要があります。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ

ハダニ、アブラムシ、カイガラムシなどの害虫の被害を受けることがあります。アブラムシやカイガラムシは見つけたら歯ブラシなどでこそげ落としましょう。ハダニの害が出たら薬剤を用いて駆除してください。乾燥はハダニがつく原因となりますので、こまめに葉水してサンデリアーナが乾燥しないように気をつけましょう。

(9)ハイドロカルチャー

土での栽培のみならずハイドロカルチャーで楽しむことができます。サンデリアーナの元気な脇芽を切りとり、好みの器にハイドロボールを入れて植え付けます。

6)ここに注意!育てる時に特に注意すべき3つのこと

(1)水ざしから土に植え替えた場合

水ざしで生えた根を土に植えると、水をうまく吸い上げることができない時があります。土に植え替えた後は根が乾燥しないようにこまめに水を与えてください。直射日光を避け、土が乾かないように気をつけて、葉水も行ってください。

(2)日当たり

直射日光で葉焼けを起こします。必ず遮光ネットやレースのカーテンなどで遮光してください。

(3)温度

サンデリアーナは寒さに弱いので、10度以下になる場所には置かないでください。夏の間、室内で管理する場合はエアコンの風が当たらないように気をつけてください。

7)成長後の楽しみって?サンデリアーナの効果的な用途とは

竹のように仕立てたミリオンバンブーは、風水で「開運」や「金運」を呼ぶ植物とされ、陽の気を持ち、運気を高める効果があると言われています。サンデリアーナをオフィスや勉強部屋に飾ると縁起が良いです。増やしたサンデリアーナをアレンジメントにしてお祝いの品として贈っても良いでしょう。

また、「開運竹」とも呼ばれているので、お正月に小さな門松を作って飾り、縁起を担ぐこともできます。サンデリアーナには5~10年に一度程度しか花がつきません。穂のようなクリーム色をした花が咲きますが、滅多に見ることができないサンデリアーナの花を楽しめるのは持ち主の特権です。






この記事のチェックポイント

1)直射日光に弱いので、必ず遮光する

2)剪定で切った茎を挿して簡単に増やすことができる

3)ハダニ対策のためにもこまめに霧吹きで葉水する

4)寒さに弱いので、気温が10度以下になる場所に置かない

5)水ざしで生えた根にはこまめに水を与え乾燥しないようにする

6)ハイドロカルチャーで楽しむこともできる

7)ミリオンバンブー、開運竹とも呼ばれ、縁起が良いとされる

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