【最新版】室内で野菜を栽培する為のチェックポイント6つ

室内で土を使用せず水だけで育てられる野菜栽培(水耕栽培)。採れたての野菜をすぐに食べれることやちょっとしたインテリアにもなるとして人気を集めています。今回は室内での栽培に適した育てやすい野菜について、栽培を始める前に知っておきたい6つのチェックポイントをご紹介します。






目次

1)室内での野菜栽培(水耕栽培)のご紹介

(1)水耕栽培とは

土を使用せず水・液体肥料で野菜を育てる方法のことです。肥料の入った水(培養液)に根の部分を浸し成長に必要な養分・酸素・水を根から吸収させていきます。

(2)水耕栽培に使用されている肥料

肥料の成分は窒素、リン酸、カリウムなどと微量要素(成長に不可欠な栄養素)です。土の中にもともとある成分なので安心です。

(3)残留物(硫酸塩)の心配

窒素養分が多く日当たりが悪い条件で栽培すると(硫酸濃度が高くなります。窒素肥料を与えすぎないようにし『日当たりのが良い条件で栽培』すれば大丈夫です。

2)室内で栽培するメリットって?

(1)土づくり不要

畑での栽培では野菜の品質によって肥料を組み合わせ土づくりをしないといけませんが水耕栽培は水に液体肥料を混ぜた養液を使用するだけで難しくなく、簡単にスタートできます。

(2)生育が早い

土での栽培とちがい、水の中で根の成長を妨げることなく自由に根を伸ばし生育するため2倍近い早さでの成長になります。根が水に浸し続けているため栄養素の吸収効率が良くなるからです。

(3)室内の小さなスペースで栽培できる

土を仕様しないため汚れる心配がなく室内の空いているスペースでいくつもの種類の野菜を栽培できます。太陽の光がよく当たる窓際に置いて育てることができるため場所に困りません。室内にグリーンがあることで癒されちょっとしたインテリアにもなります。

(4)無農薬で栽培・虫の発生がない

土の中には微生物、細菌、ウィルスがありますが水耕栽培ではその心配がありません。土壌からの病気になる心配がないので『農薬の使用なく』育てられます。無農薬・安心・安全な野菜が栽培できます。虫は土が発生源です。水耕栽培なら虫が苦手な人でも安心して育てられます。土の中には微生物、細菌、ウィルスがありますが水耕栽培ではその心配がありません。

(5)被害の心配がない

室内栽培なので季節によっての自然災害(台風・雨不足)鳥などに食べられる心配もありません。

(6)収穫してすぐ使える

土の汚れがないため泥を落とす手間がなく育った野菜を収穫後そのまますぐにお料理やハーブティーとして使用し美味しく食べることができます。

3)栽培する前に用意しておくこと

(1)野菜の種・苗

育てたい野菜の種を購入します。室内での栽培に適した野菜を選びましょう。育てやすく適した野菜の種類について後半でご紹介しています。参考にしてくださいね。購入した野菜の根を苗として育てることもできます。苗からの場合早く収穫でき、費用もかからないので忙しい人や初めての人にオススメ。

(2)苗を育てる容器

水のもれない容器。新たに購入せず今ある食器や大きめのカップなどを利用し育てることもできます。ペットボトルなどを切って利用したり透明の容器を使用すれば根の様子がわかりやすいのでオススメです。

(3)スポンジ

種をまく土台として使用します。食器用や掃除用などの水をたっぷり含むものを使用してください。キッチンペーパーを使用する場合は何枚か重ねて水がたっぷりと含むようにして使用してくださいね。

4)室内で野菜を栽培する為のチェックポイント6つ

(1)日当たりは重要

室内の栽培であっても太陽の光を十分に当てないと水耕栽培の野菜は光合成ができず育ちません。『1日3時間~6時間は日光に当たる場所』日の当たる窓際に置くのをオススメします。

(2)低コストで始めるのがおすすめ

必要なものが最初からそろっていてとても簡単にはじめることができる栽培キットがありますが(すぐに始めることができるのが魅力ですが)栽培キットは割高になります。「低コストで育ててみたい」という人には必要なものだけを用意するのをオススメします。ホームセンターで購入よりも100円ショップなどで用意すれば少しの初期費用で始められます。

(3)液体肥料(定番)で成功させる

水耕栽培専用の液体肥料を使用で元気に育てることができます。

(4)有機肥料の使用はしない

有機肥料は水がにごり、ニオイがあるので室内向きではありませんので使用はさけましょう。

(5)ポンプ

野菜の根に酸素を送るための装置(エアーポンプ)です。少量をシンプル・簡単に始めたいという人には必要なく栽培できます。

(6)藻(緑色)の発生

水耕栽培で野菜を育てていると「藻が発生」することがあります。水の部分を銀紙で覆うことで『藻の発生』防止になります。

5)水耕栽培に適した野菜

(1)葉菜類

リーフレタス・ロメインレタス・ミツバ・ホウレンソウ・アイスプラント

(2)ハーブ野菜

パセリ・イタリアンパセリ・ルッコラ・バジル

(3)健康野菜として注目されている

パクチー・ケール・クレソン

6)その他のQ&Aに関して

【Q1】室内で栽培している野菜が元気に育ちません..

室内で育てるため、栽培時期など気にしなくても大丈夫ですが元気に育たないのであれば原因は室温か日当たりです。15℃~30℃が適しているのでエアコンなどで対策をしてください。できるだけ日当たりの良い明るい場所に置いて育ててください。

【Q2】種を蒔いてから発芽しないのは何が原因なのでしょうか?

種をまいた土台(スポンジ)を確認してみましょう。水をしっかりと含ませたつもりでいてもエアコンや日光でかわいてしまっていませんか?水をしっかりと含ませることで発芽する可能性があります。それでも発芽しなければ、種自体に問題あることが考えられます。新しい種で再チャレンジしてみてください。

【Q3】成長に差があるときはどうすればいい?

光の当たる量のちがいが原因ですので2~3日に1度、野菜を栽培している容器の位置をローテーションすると均一な成長になります。






まとめ

1)室内での野菜栽培(水耕栽培)のご紹介

2)室内での栽培のメリット

3)栽培する前に用意しておくこと

4)室内で野菜を栽培する為のチェックポイント6つ

5)水耕栽培に適した野菜

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