爽やかな芳香と、すっきりとした味わいが魅力のミントティー。穏やかな午後のティータイムに相応しい飲み物ですが、実はミントティーにはさまざまな効能があるんです。いったいどんな効能があるのか、また摂取する際に気をつけるべきことなどをご紹介します。
ミントティーの8大効能を知ろう!効果的な摂取と注意点とは
ミントティーとは?
ミントティーは、ミント(ハッカ)の葉を使って作られるお茶のことです。ミントは、メントールという成分を含んでおり、清涼感や爽快感を与える特徴があります。ミントティーは、ミントの葉を熱湯に浸して抽出することで作られます。
一般的には、ミントの風味や香りが特徴であり、食後のデザートとして人気があります。また、ミントには消化を助ける働きやリラックス効果もあるとされています。ミントティーはホットで飲むこともありますが、アイスティーとしても楽しまれることがあります。
ミントティーにも種類がある?特徴の違いとは
(1)ペパーミント
ミントの代表的な種類で、清涼感のある強い香りが特徴です。ウォーターミントとスペアミントが交配して生まれた栽培種とされています。
(2)スペアミント
柔らかくて、清涼感のある香りが特徴的なミントです。夏には白や、紫の花を穂状に咲かせ、フレッシュハーブティーなどによく用いられます。
(3)アップルミント
葉に毛が生えていることから、別名を「ウーリーミント」と言います。リンゴの甘くてまろやかな香りが特徴のミントで、サラダなどに入れて生で食べられたりもします。
(4)クールミント
ミントの中では中型種で、歯磨き粉やガム以外にもさまざまな用途で利用されているミントです。独特の苦みとにおいから、食用にはあまり向いていないとされます。
(5)バジルミント
ペパーミントの変種の一つで、名前の通りバジルの葉に似ています。きりっとしていて、甘すぎないフルーティーな香りが特徴です。主に料理用に活躍しています。
要チェック!ミントティーに含まれる代表的な栄養素とは
ミントの栄養価ビタミンやミネラル、抗酸化物質などが含まれており、バランスの取れた食事の一部として摂取することで健康に寄与することができます。
(1)ミントポリフェノール
水溶性で、花粉症の原因となるヒスタミンや、ロイコトリエンが放出されるのを直接抑える作用があるとされています。ただし、ペパーミント以外のミントにはほとんど含まれていません。
(2)ルテオリン
強い抗アレルギーと抗炎症作用を持つとされ、花粉症やアトピーなどの症状を抑える働きがあります。
(3)ロズマリン酸
低分子ではあるものの、タンニン活性を示す物質があるとされています。主にアレルギー症状を抑える作用があります。
(4)メントール
ハッカの葉や、茎の部分を水蒸気蒸留して得られる精油で、ハッカ油の主成分です。肌に触れると冷たく感じたり、皮膚を刺激して活性化させる作用があります。
(5)メントン
植物精油中に含有される、飽和環状テルペンケトンの一つで、ハッカ特有の芳香があります。
ミントティーに期待できる8つの効能
(1)健胃作用
ミントに含まれるメントールには、カルシウム拮抗剤と同様の効果があります。それは消化器官の平滑筋の痙攣を鎮めたり、整腸作用の働きによって、暴飲暴食や胃もたれ、胸やけによる嘔吐や下痢などの症状などを抑えてくれ、消化器官を健やかに保ってくれます。
(2)口臭予防
ミントには強い殺菌力があります。そのため、口臭の原因となる物質を除去して、またミント特有のすっきりとした芳香により口臭予防に良いとされています。
(3)心身のリラックス
ミントにはドーパミンの濃度を高める働きがあります。このドーパミンにはイライラやストレスなどによる気持ちの乱れを落ち着けて、リラックス効果を与えてくれる作用があり、ミントはその作用をより高めてくれます。そのため、イラつきや気持ちの落ち込み、うつ病などの症状に特に効果的とされています。
(4)頭痛の緩和
ミントの成分には頭痛を緩和する効果があるとされています。特に片頭痛や緊張型頭痛に効果があるとされており、ミントティーを飲むことで頭痛の軽減が期待できます。頭痛の緩和: ミントの成分には頭痛を緩和する効果があるとされています。特に片頭痛や緊張型頭痛に効果があるとされており、ミントティーを飲むことで頭痛の軽減が期待できます。
(5)呼吸の改善
ミントのメントール成分には気道を広げる効果があり、鼻詰まりや喉の痛みを緩和することができます。ミントティーは風邪やアレルギー症状のときにも有効です。
(6)鎮痛作用
ミントの中でも、ペパーミントなどの特定のミントには、市販の鎮痛剤と同程度の効果があるという報告がされています。ミントに含まれる麻痺作用や抗菌作用によって、主に虫歯や歯痛、頭痛などの痛みを和らげてくれる効果があります。痛みが気になるものの薬には頼りたくないという人には特におすすめです。
(7)安眠効果
ミントに含まれる爽やかな芳香や心身のリラックス作用により、眠れない夜や落ち着かない時などに摂取することで、気持ちを落ち着けて深い眠りにつく効果があるとされます。
(8)冷え性の改善
シソには、体の内部から暖めてくれる保温効果があります。同じシソ科のミントにも同じく保温効果や発汗作用、加えて体の機能を正常化させて血液の循環を良くしてくれる働きがあるため、摂取することで冷え性の改善が期待出来ます。
ただし、個人によって効果や感じ方は異なる場合がありますので、理解しておきましょう。
オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい2つの食材
(1)チョコレート
ミントのすっきりとした飲みごたえには、甘いチョコレート系のお菓子を一緒に摂るのがおすすめです。口内環境が甘ったるく、多少粘ついた際に飲むととてもすっきりとします。
(2)魚・肉料理の食後に
ミントティーは魚の生臭さを消してくれ、また肉の油っこさをすっきりさせてくれます。一緒に摂取しても問題ありませんが、ミントティーは香りが強いため、食後に飲む方が良いでしょう。
どんな摂取が効果的?効果的な飲み方とは?
(1)ホットティーとして
ミントティーをホットで楽しむ場合は、以下の手順で飲むことができます。
・沸騰させたお湯をティーカップに注ぎます。
・ミントティーバッグまたはミントの葉をティーカップに入れます。
・ティーカップを蓋や皿で覆って、約5〜10分間蒸らします。
・蒸らした後、ミントティーバッグまたは葉を取り除きます。
お好みでハチミツやレモンを加えて風味を追加できます。
(2)アイスティーとして
ミントティーをアイスで楽しむ場合は、以下の手順で作ることができます。
・ミントティーを作るためにお湯を沸騰させ、ティーバッグまたはミントの葉を入れます。
・ティーバッグを数分間浸した後、ティーバッグまたは葉を取り除きます。
・ティーカップに作ったミントティーを注ぎます。
・氷を加えて冷やし、さらに冷蔵庫で冷やすこともできます。
お好みでレモンのスライスやミントの葉を加えて、さわやかな味わいを楽しめます。
(3)カクテルやミックスドリンクに使用する
・ミントティーはカクテルや他のドリンクにも使うことができます。
・例えば、モヒートやアイスティーレモネードにミントティーを加えると爽やかな味わいが楽しめます。
※ミントティーの効能は強いため、あまり多量に飲み過ぎてしまうとお腹の調子を崩すことがあります。飲んでも一日一杯程度にしておきましょう。また、母乳の抑制作用があるため、妊娠中や産後の摂取は控えましょう。
こんな人にオススメ!ミントティーを飲んで欲しい方とは
一般的な摂取目安料として、1日に2〜3杯のミントティーを飲むことをお勧めします。ミントにはアレルギーや花粉に対する作用がありますので、花粉症やアレルギー持ちの人には特におすすめです。また、イライラしやすい人も一日に一杯程度飲むと気持ちが落ち着きやすいでしょう。ミントティーを毎日の生活に効果的に取り入れたいものですね。
今回のまとめ
1)ミントティーにも種類がある?特徴の違いとは
2)要チェック!ミントティーに含まれる代表的な栄養素とは
3)ミントティーに期待できる6大効能とは
4)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい2つの食材
5)どんな摂取が効果的?効果的な飲み方とは?
6)こんな人にオススメ!ミントティーを飲んで欲しい方とは