ラベンダーの9大効能がすごい!オススメの活用方法6選

ラベンダーとエッセンシャルオイル

ハーブと言えば真っ先に思い浮かべる方が多い程、有名なラベンダー。広大な丘などを紫一色に彩る光景は何度見ても感動を呼び起こします。ハーブとしての効能も多く、リラックス効果をはじめとする様々な利用法が確立しています。今回はそんなラベンダーの効能・活用方法をご紹介します。






目次

ラベンダーの9大効能がすごい!オススメの活用方法6選


1)ラベンダーの紹介

(1)ラベンダーとは 

世界各地で育てられている有名な植物・ハーブです。その優しい芳香は非常に高いリラックス効果を持ち、精神安定等に良い効果をもたらす他、美容面等にも様々な嬉しい効果があります。日本では昭和12年、フランスから伝わった種子を育て始めたのが起源とされています。以来香料・薬用・観賞用と幅広く親しまれて来ました。

(2)科目・原産地 

シソ科ラヴァンドラ属です。地中海沿岸が原産地です。

(3)草丈・開花期 

多様な種類があり、草丈はまちまちですが30センチから1メートル位の間に収まっています。開花期は春から初夏頃となります。

(4)名前の由来

ラベンダーの名前の由来には諸説あり、代表的なのは、かつてローマ人が洗濯に使用した為ラテン語の「洗う」から来たという説と、中世ラテン語からの「青みを帯びた、青みがかった」という意味だという説です。

2)ここが重要!ラベンダーに含まれる代表的な2つの成分

ラベンダーの芳香は、主に下記の2つの成分で作られています。

(1)酢酸リナリル

高い鎮静作用があります。ラベンダーの香りをかぐとリラックス出来るのは、この成分の為です。

(2)リナロール

こちらも鎮静作用を持ちます。他にも抗不安作用や抗菌作用を持っています。

深呼吸をする女性

3)嬉しい効能!ラベンダーに期待できる9大効果とは

(1)リラックス効果

ラベンダーの優しい香りは、私達の心を落ち着かせてくれます。香りが中枢神経に作用し、セロトニンの分泌を強く促す為と言われています。不安や緊張感、イライラ等を和らげる為、緊張から来る頭痛や高血圧等、また不眠にも効果があります。

(2)鎮静・鎮痛作用

ラベンダーには筋肉の緊張を取る効果があり、運動後のこわばった関節・筋肉の痛みを鎮めてくれます。また鎮痛作用も持っている為、腹痛や胃痛、生理痛等の緩和にも有効です。

(3)冷却作用

ラベンダーには「冷やす」作用もあり、怪我の手当てや身体の内部の様々な炎症を抑えるのに効果的です。

(4)免疫力アップ

自律神経のバランスを整える効果がある為、何と免疫力を高める働きまでもラベンダーは持っています。風邪や花粉症等、呼吸器系の病気を特に予防してくれます。

(5)肌トラブルの予防

肌の細胞の再生を促す効果と皮脂バランスを整える効果により、ニキビや吹き出物、皮膚炎等のあらゆる肌トラブルを防いでくれます。

(6)日焼け後の手入れに

消炎・鎮静作用により、日焼け後のお肌のケアにも効果を発揮します。火照った身体を休めてくれるでしょう。

(7)髪・頭皮のお悩みに

シャンプーにごく少量混ぜて使うと、頭皮の炎症やかゆみ、べた付きなどを効果的に防いでくれます。頭皮の調子が良ければ、自然と髪も健康になります。この時混ぜる量は精油にして1滴程で十分です。ボトルには入れずに、その都度使う分だけに混ぜましょう。

(8)抗菌・殺菌作用

強い殺菌作用を活かして、古代から傷口の洗浄や消毒にも使われて来ました。

(9)その他の効果

ラベンダーは防虫にも効果があります。中世ローマでは部屋に吊るして、現代の蚊取り線香のように使用されていました。タンス等に入れておくのも効果があります。

4)種類の紹介・・ラベンダーの6つの種類と特徴

ラベンダーの種類は多く、20品種を越えると言われています。品種改良が盛んだった事や、交雑種の出来やすい性質の為、世界共通の分類は今でも研究途上となっています。ここでは、代表的な物を紹介します。

(1)コモン・ラベンダー(イングリッシュ・ラベンダー)

一般的に私達がラベンダーと呼んでいる物が、この品種です。多くの改良品種がここから派生しています。6月から7月に芳香のある青紫色の花を穂状に咲かせます。このラベンダーからは最高級の精油を採る事が出来ます。

(2)スパイク・ラベンダー

葉の幅が広い為、ヒロハラベンダーとも呼ばれています。ラベンダーの中では暑さに強い品種です。コモン・ラベンダーの3倍の精油を採る事が出来ますが、品質が多少劣っています。

(3)ウーリー・ラベンダー

全体が白いフランネルのような綿毛に覆われた品種です。花は濃紫色で、寒さに強いラベンダーです。

(4)フレンチ・ラベンダー

1から3ミリの小さな花を無数に付けるラベンダーです。花穂の先端に更に苞葉が出来、独特の形になります。寒さには弱いですが暑さには比較的強く、昔から薬用として用いられて来た品種です。

(5)ファーンリーフ・ラベンダー

可愛らしい青紫色の花穂を付けるラベンダーですが、ラベンダーには珍しく芳香の無い品種です。鑑賞用に栽培されています。寒さに比較的強いです。

(6)レース・ラベンダー

シダに形が似た特徴的な葉を持ち、花は幻想的と言われる程の美しさを誇る為、園芸品種として非常に人気が高いラベンダーです。

ラベンダーティー

5)活用法チェック!ラベンダーの効果的な活用法とは

(1)ハーブティーとして

ラベンダーを乾燥させハーブにし、お茶として飲むととてもすがすがしいリラックス効果を手軽に得られます。イライラした時の気分転換や、うつ状態の緩和等にも効果があります。不眠気味の方は就寝前に飲めば、心と身体双方の緊張をほぐしてくれる為、ぐっすりと眠る事が出来ます。

(2)料理の風味付けとして

ラベンダーのハーブは料理にも利用されます。調味料としてサラダやドレッシングに加えたり、ジャムや砂糖漬けにするのもお勧めです。

(3)化粧水等に混ぜる

ハーブティーのように抽出した液を化粧水等に2、3滴混ぜてみましょう。この時精油は強すぎるので、あくまで薄い抽出液にしてください。ほのかな香りのリラックス効果は勿論、消炎効果や鎮静効果等、あらゆるお肌に良い効果を利用する事が出来ます。

(4)ポプリとして

ラベンダーのポプリは万能です。気分を落ち着かせたい時、眠れない時に側に置いたり、またタンスの中に入れておけば服にほのかな香りが移るだけでなく、防虫効果も存分に発揮してくれます。

(5)アロマテラピーとして

ラベンダーの花から抽出した精油を用いて、様々なアロマテラピーに使えます。代表的な物はアロマバスです。入浴時に精油を2、3滴湯船に垂らしてみましょう。リラックス効果と美容効果を一度に得られます。

(6)観賞用として

鉢植えに植える方法もオーソドックスですがラベンダーの主要な楽しみ方のひとつです。芳香のある種類は勿論の事、芳香の無い種類も、優しい花色が目を楽しませてくれるでしょう。

6)ラベンダーと相性の合う4種類のアロマ

(1)カモミール

ラベンダーの香りとブレンドするならば、まずはこのカモミールがお勧めです。ラベンダーと同じく花タイプなので相性が良く、どちらも高い鎮静効果を持つ為にリラックス効果を最大限に利用できるでしょう。

(2)ティーツリー

肌に優しい爽やかな香りのティーツリーは、化粧水等に混ぜる際に合わせるのにピッタリです。いっそう爽やかになった香りが顔だけでなく全身も包み込んでくれるでしょう。

(3)レモン

風邪や花粉症等にお悩みの方にお勧めです。ラベンダーと共に使うとやや強い香りになりますが、その香りが鼻の通りを良くしてくれます。

(4)タイム

ラベンダーの除菌効果を活かすならこの組み合わせです。タイムは強い殺菌効果・防虫効果を持っています。組み合わせて使う事で効果が倍増します。

Bowl with natural chamomile oil and fresh chamomile flowers

7)要注意・・ラベンダーを活用する上での注意点

(1)妊娠中の方は避ける

ラベンダーは子宮を刺激する効果がある為、妊娠、特に初期の方は使用を控えた方がよいでしょう。更に初期のみならず妊娠中・授乳中には安全とは言えないという研究報告も上がっていますので、出来れば使用休止をお勧めいたします。

(2)低血圧気味の方は控える

普段から血圧の低い方も使用は控えた方がよいです。ラベンダーの強い鎮静効果が、強力な眠気を引き起こしてしまい、日常生活に支障が出る場合があるからです。

(3)精油を口にしない

乾燥ハーブとしてのラベンダーは食用利用が可能ですが、精油の状態では決して直接口にしないでください。便秘や頭痛を引き起こす可能性があります。

(4)濃い精油を肌につけない

ラベンダーに限らず、精油はとても濃い状態にされていますので、アロマテラピーの際には「ほんの2、3滴」等の注意事項を必ず守りましょう。多く使い過ぎると効果が出るどころか、有害になってしまう可能性が高いです。






今回のまとめ

1)ラベンダーの紹介

2)ラベンダーに含まれる代表的な2つの成分とは

3)嬉しい効能!ラベンダーに期待できる9大効果とは

4)種類の紹介・・ラベンダーの6つの種類と特徴

5)活用法チェック!ラベンダーの効果的な活用法とは

6)ラベンダーと相性の合う4つのアロマ

7)要注意・・ラベンダーを活用する上での注意点

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