ローズマリーの5大効能!効果的な4つの活用方法

ローズマリーのフレッシュハーブ

ローズマリーは中世のヨーロッパの女王が薬として愛用していたなど、昔から健康と美容に重宝されてきた植物です。その効能は健康・美容にとどまらず、なんと記憶力・集中力も向上させてしまう効果も。

今回はそんなローズマリーの効能・活用方法・使用のコツをご紹介します。






目次

ローズマリーの5大効能!効果的な4つの活用方法


1)ローズマリーの紹介

(1)ローズマリーとは

ローズマリーは常緑性低木で1年を通して収穫が可能です。大きく分けて匍匐性、立性、半匍匐性の3つの種類に分類されます。開花期も3月~6月と長く、暑さや寒さにも強いので初心者でも簡単に育てることができます。

生葉、乾燥葉を香辛料や薬として、水蒸気蒸留法で抽出した精油はエッセンシャルオイルなどに利用されます。

(2)科目・原産地

科目はシソ科。原産地は地中海沿岸地方です。

(3)草丈・開花期

草丈は種類によって異なりますが匍匐性では20~30cm、半匍匐性だと30~150cm、立性だと2mになります。

開花期は3月~6月です。

(4)名前の由来

「海のしずく」を意味します。青紫色の花がしずくのように見えたことが由来だそうです。

2)ローズマリーに含まれる代表的な6つの栄養素とは

(1)ビタミンB1

ビタミンB1は糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立ちます。(含有表は100gあたり0.036mg)

(2)ビタミンB2

細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立ちます。(含有量は100gあたり0.152mg)

(3)ナイアシン

皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立ちます。(含有量は100gあたり0.912mg)

(4)葉酸

貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンです。(含有量は100gあたり109ug)

(5)ビタミンC

活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。(含有量は100gあたり21.8mg)

(6)カリウム

疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。(含有量は100gあたり668mg)

ヨガをしている女性

3)ローズマリーに期待できる5大効果とは

(1)記憶力や集中力を高める

ローズマリーには記憶力や集中力を高める作用があるとされており、強壮薬、刺激薬としても高い評価をうけています。精神を高揚させ軽いうつ病を和らげる効果もあるといわれています。

(2)抗酸化作用

ローズマリーには優れた抗酸化作用があるので多くの貴族が活用してきたというのは有名な話です。昔からローズマリーは

食品の保存や殺菌目的で活用されています。無添加食品などの保存成分として活用されることもあります。ローズマリーの抗酸化作用はハーブの中で最も高いといわれています。

また、含まれる精油成分には抗菌作用もあるので、嫌な臭いの消臭や空気の浄化にも役立ちます。

(3)アンチエイジング

ローズマリーに含まれるロズマリン酸は若返り成分とも呼ばれています。また、血液の循環を良くして血管を強くしてくれるので体の中からも若返る効果が期待されていると言われています。

(4)お肌のたるみに効く

ローズマリーに含まれるタンニンには肌をひきしめる効果があると言われています。ハリがなくなってたるみが出てきたお肌の

ケアにおすすめです。ローズマリー精油がブレンドされている化粧水なども販売されています。

(5)頭皮のケアや抜け毛対策に

頭皮の血行を良くするので、抜け毛や育毛促進に効果があると言われています。白髪やフケの悩みにも有効とされています。シャンプーに混ぜたり、オイルマッサージをするのがおすすめです。

4)ローズマリーの3つの種類と特徴

(1)立性ローズマリー

ローズマリーの代表的な種類で、上へ上へ垂直に伸びていくか扇形に広がります。立性は高さが2mを超えることもあります。

大きくしたくない場合は仕立てたい高さで枝の先端部分をカットするとそれ以上は大きくはならず切った部分からわきに芽が出てこんもりとした形に仕立てることができます。育て方はとても簡単なので人気のある種類です。

(2)匍匐性ローズマリー

地面を這うようにして成長するローズマリーです。塀に沿って育てることができるのでガーデニングに最適な種類です。

草丈は20cm~40cmなので邪魔になりにくく花も咲くのでとても綺麗です。匍匐性ローズマリーを植える時は植える場所をよく考えてから植えましょう。

(3)半匍匐性ローズマリー

立性と匍匐性が混ざったタイプです。壁に沿って生えますが途中から上に向かって伸びる特徴があります。草丈は100cm~200cmです。横にも上にも伸びるので植栽全般に使いやすいです。半匍匐性ローズマリーも花が咲くのでとても綺麗です。

Fresh Basil

5)ローズマリーの効果的な4つの活用法とは

(1)お肉や魚の臭み消しに最適!

ローズマリーの香りは、クセのあるお肉や魚の臭み消しによく用いられます。お肉を焼くときにオイルやバターと一緒にやくとローズマリーの香りが肉の臭みをとってくれます。

(2)ハーブティーで爽やかに!

爽やかでスッキリとした味わいのローズマリーのハーブティーは、朝の目覚めの1杯や、お肉料理などを食べた後に飲むのがお勧めです。

お湯や紅茶に生のローズマリーをいれるだけでお手軽にハーブティーを楽しめます。

(3)サシェで気分をリフレッシュ!

自宅で簡単にサシェ(香り袋)を作ることができます。収穫したローズマリーを新聞紙などで包み、風通しの良い場所で乾燥させます。

乾燥したら、お茶パックや自分で作った小袋に入れて手作りサシェの完成!臭いの気になる靴などに入れれば消臭剤としても活用できます。また、クローゼットに置けば防虫効果も期待できます。

(4)オイル漬けで様々な料理に!

ローズマリーを枝ごとをオイルに入れれば簡単にハーブオイルの作れちゃいます。ローズマリーの他ににんにくや黒こしょうなどを入れてアレンジしてみてもいいですね。とても香りの強いハーブなので入れすぎには注意しましょう。

6)ローズマリーと一緒に摂取したい3つの食材とは

食材と合わせてとる場合、特に摂取量に制限はありませんが必要以上に摂取しすぎると、ローズマリーに含まれるタンニンによって

鉄分やビタミンCの吸収が低下する場合があるので注意が必要です。効果効能が強いハーブなので過剰摂取は控えましょう。

(1)お肉料理に

ラム肉や豚肉などクセの強いお肉の臭み消しにおすすめです。ハーブを使用する場合は煮込み料理よりもローストする料理に向いています。

ローズマリーとオリーブオイル、にんにくであらかじめ下味を付けておいておくのもいいですが、焼くときに直接バターやオイルと一緒に焼いても手軽に香りと旨味をを楽しめます。

(2)魚料理に

魚の生臭さや独特な臭みをとるのにも役立ちます。ローズマリーと一緒に焼くと、ローズマリーの香りが魚にうつり風味がアップするので魚が苦手な方にはおすすめです。

魚の内臓を取り除いた中にローズマリーを差し込んで、シンプルに塩焼きにするだけでも美味しく食べれられるでしょう。

(3)パンとの相性が抜群

フォカッチャやカンパーニュなど、ローズマリーはパンとの相性が抜群です。ローズマリーを入れるだけでシンプルなパンでも風味がアップしとってもおいしくなります。家でパンを作る方などは是非入れて焼いてみてはいかがでしょう。

黒コショウとローズマリーも相性が良く、一気にイタリアンな気分が味わえますよ。

Enjoying family dinner

7)ローズマリーの効果的な2つの摂取方法とは

(1)ハーブティーでお手軽に

お湯に生のローズマリーを入れるだけでお手軽にハーブティーを楽しめます。アンチエイジングや消化の促進、鎮痛効果などなど効能の多いローズマリーは古代ローマ時代には万能薬として使われていたんだそうです。

また口臭予防にも効果があります。ハーブティーとして飲む場合には特に制限はありませんが1日、1杯~2杯を目安に飲むのが良いでしょう。

(2)手作りの「ブーケガルニ」でお料理に

ローズマリーの他にタイムやセージ、ローリエなどほかのハーブとあわせれば簡単に自家製の「ブーケガルニ」が作れます。

ブーケガルニはお肉の煮込み料理などにおススメです!ブーケガルニはタコ糸で数種類のハーブを束ねるのが基本ですが、お茶パックに詰めこむ方法もあります。ブーケガルニを入れるだけで、煮込み料理がいつもより美味しく仕上がりますよ。

8)ローズマリーを保存する3つのポイントとは

(1)乾燥させる

ローズマリーを枝ごと束ねて風通しの良い場所につるしておけば、10日ほどで乾燥ハーブになります。乾燥後は触れると簡単に葉が落ちてしますので、ビンや袋で保存します。湿気には注意しましょう。

(2)冷凍させる

ローズマリーは冷凍でも保存できます。洗ったローズマリーは水気を切りキッチンぺーパーなどでつつんだ後、フリーザーパックなどに入れて冷凍庫で保存します。1か月位は香りも持つでしょう。

(3)水に挿して保存

収穫後、水の入ったグラスに挿しておけば数週間は持たせることができます。キッチンに置いておいておけば香りも楽しめますし、

観賞用のグリーンとしても飾っても素敵ですね。ドライハーブにするよりは生のまま保存した方が香りも長持ちします。様々な効果が期待できるローズマリーですが、摂取する際には注意も必要です。

妊娠中の方は、ローズマリーには子宮を収縮させる作用があるといわれているので摂取しないようにしましょう。また高血圧やてんかんをお持ちの方も刺激が強いので使用は控えましょう。

1歳未満のお子様もアレルギーをおこす可能性があるので摂取しないほうがよいでしょう。






今回のまとめ

1)ローズマリーの紹介

2)ローズマリーに含まれる代表的な6つの栄養素とは

3)ローズマリーに期待できる5大効果とは

4)ローズマリーの3つの種類と特徴

5)ローズマリーの効果的な4つの活用法とは

6)ローズマリーと一緒に摂取したい3つの食材とは

7)ローズマリーの効果的な2つの摂取方法とは

8)ローズマリーを保存する3つのポイントとは

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