ミルクブッシュの育て方を解説!4つの栽培ステップとコツ

ミルクブッシュ

緑華やかで、室内を飾るインテリアとして十分に存在感を示してくれるミルクブッシュ。その爽やかグリーンの長い枝は観葉植物でも人気の高い品種ですが、初心者でも簡単に育てられるって知っていましたか?今回はミルクブッシュの育て方についてご紹介します。






目次

ミルクブッシュの育て方を解説!4つの栽培ステップとコツ


1)ミルクブッシュの紹介 

(1)ミルクブッシュとは

多肉質の小高木で、乾燥した地域に自生しています。棒状の茎をいくつも分岐させながら生長し、自生地では樹高が9mまで育ちます。特徴として、茎を切るとその先端から乳白色の液体が出ますが、これに触れるとかぶれることがあります。鑑賞用としては「アオサンゴ」という園芸名がつき、鉢植えのタイプで流通しています。

(2)科目・原産地

科目:トウダイグサ科ユーフォルビア属

原産地:東アフリカ

(3)草丈・開花期

草丈:10~200cm

開花期:なし

(4)名前の由来

茎を切ると、切り口から乳白色の樹液が出てくることからミルクブッシュの名がついたとされています。 

(5)期待できる効果・効能

インテリアとして楽しむことによる高揚感や癒しの効果。

(6)栽培の難易度・耐寒性

難易度:初心者向け

耐寒性:やや弱い 

2)種類の違いはあるの?ミルクブッシュの3つの種類と特徴 

(1)ミルクブッシュ

ミルクブッシュの代表品種で、緑色の枝と、よく分枝するのが特徴です。

(2)イエロー・マジック

枝や葉の色が黄橙色から淡黄色になるのが特徴の品種です。

(3)バリエガタ

枝に白色や黄色の条斑が入るのが特徴の品種です。

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ 

(1)グッズの名称

用土・肥料・鉢・シャベル・ジョウロ・剪定ばさみなど

(2)選ぶ基準

用土や鉢などは市販で販売されているもので大丈夫です。特別な基準は必要ありません。

(3)初期費用

2、000円~4、000円前後

※個人差があります。

(4)入手方法

園芸店やホームセンター、インターネットなどで入手可能です。

Beautiful plants in pots 

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

(1)ステップ1:苗植え時期

ミルクブッシュは市販では種が売られていないため、基本的には苗植えで増やします。適期は5月~8月頃で、苗を選ぶ際には、緑色が濃く、枝があまり混み合っていないものを選ぶようにしましょう。鉢に鉢底石を敷いて三分の一ほど土を入れたら、苗を置き、土を被せます。その後はたっぷりと水やりをします。

(2)ステップ2:肥料

肥料は植え付けの際に、土に堆肥を混ぜんこんでおくと夏から冬にかけては不要です。また、春の寒さが弱まってきた頃に、緩効性の化成肥料を月に2回程度与えるようにしましょう。

(3)ステップ3:剪定

ミルクブッシュは他の種類に比べると生長がゆっくりなので、基本的には剪定は必要ありません。ただ枝が伸びすぎてしまったり、混み合ってきた場合には剪定を行います。生育期の5月~7月頃に行うと良いでしょう。

(4)ステップ4:増やし方

5月~8月頃に挿し木で増やせます。5~10cm程度の長さで切った枝の切り口を水で洗ったら、赤玉土だけを入れた容器に挿して育てましょう。十分に発根して根付くまでは、土が乾かないように水やりを続けます。 

5)ここが重要!ミルクブッシュを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土の種類・鉢植え

ミルクブッシュは水はけの良い土を好むので、市販の観賞植物用の土を用意しましょう。また、自分で作る場合には、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜ合わせた土がおすすめです。

(2)苗の植え方

苗を植える際には、苗がぐらつかないように固定しましょう。

(3)剪定・日常の手入れ 

剪定で切り取った枝が5~10cm程度あれば、そのまま挿し木に利用することも可能です。

(4)肥料・水やり

水やりは春から秋にかけて、土の表面が乾いた頃にたっぷりと行います。ミルクブッシュは乾燥に強い反面、過湿状態を嫌う性質のため、土の表面が乾いて数日たってから水やりをするのが良いでしょう。

(5)季節ごとの手入れ

ミルクブッシュはある程度の暑さには耐えられますが、寒さにはやや弱い植物です。そのため、冬場は室内に移すなどして、5℃以上の環境を保ちましょう。

(6)日当たり・置き場所

日当たりを好みますが、夏場は直射日光を避けて、明るい日陰で管理しましょう。

(7)増やし方

挿し木を挿す際には、指や割り箸などで穴を掘ってから挿しこむと、切り口に傷がつきにくいためおすすめです。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ

風通しの悪い環境下で育てているとカイガラムシが発生することがあります。発見次第薬剤を散布して駆除しましょう。

Gardening tools on old wooden background

6)要注意・・育てる時に特に注意すべき3つのこと 

(1)寒さに注意

ミルクブッシュは寒さに弱い植物なので、特に冬場の温度管理はしっかりと行いましょう。

(2)水やりと湿度管理に気をつける

ミルクブッシュは乾燥に強い反面、加湿状態も嫌います。そのため水やりは土の表面が乾いているかなどをしっかりと確認して行いましょう。

(3)乳白色の液体に注意!

ミルクブッシュの名前の由来になっている通り、茎を切ると先端から乳白色の液体が出てきます。これに触れると肌が被れることがありますので、剪定の際には注意しましょう。

7)成長後の楽しみ!ミルクブッシュの効果的な用途とは

ミルクブッシュは剪定の頻度も高くなく、初心者でも比較的容易に育てることの出来る植物です。観葉植物として室内のインテリアを飾れば、目立ち過ぎず部屋のワンポイントとして活躍してくれます。






今回のまとめ

1)ミルクブッシュの紹介

2)種類の違いはあるの?ミルクブッシュの3つの種類と特徴 

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ 

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

5)ここが重要!ミルクブッシュを効果的に育てる8つのコツ

6)要注意・・育てる時に特に注意すべき3つのこと 

7)成長後の楽しみ!ミルクブッシュの効果的な用途とは 

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