エアプランツの育て方解説!8つの栽培のコツとステップ

エアプランツ

最近インテリアなどでも話題になっているエアプランツ。土も水もなく育てることの出来る、不思議で魅力あふれるこの植物を、育ててみたい!と思う人も増えてきています。

今回は、エアプランツの育て方・栽培のコツ・ステップ・注意点をお伝えします。






目次

エアプランツの育て方解説!8つの栽培のコツとステップ


1)エアプランツの紹介 

(1)エアプランツとは 

エアプランツはパイナップルの近縁種で、土で成長しない代わりに、岩石や他の樹木などに着生して、葉や根の部分から空気中の僅かな水分を吸収しながら成長する植物です。

(2)科目・原産地 

科目:イネ目パイナップル科チランジア属

原産地:北アメリカ南部~南アメリカ

(3)草丈・開花期 

草丈:10~100cm

開花期:品種によって異なる

(4)名前の由来

空気(エアー)中の水分を吸収して育つことから、エアプランツと名づけられました。

(6)育てる難易度・耐影性・耐寒性

難易度:初~中級者向け

耐影性:弱い

耐寒性:弱い

2)エアプランツの5つの種類と特徴 

(1)チランジア・ストリクタ(ストリクタ・ソフトリーフ)

エアプランツの中でも特に丈夫で育てやすく、100円ショップなどでも入手が可能な品種です。葉が細く、銀色がかった緑色をしており、ピンク色の中に青色の小花が咲くのが特徴です。

(2)エアプランツ・ウスネオイデス(スパニッシュモスまたはサルオガセモドキ)

観葉植物としてとても人気の高い品種です。葉の形は、太いものや細いもの、もしくはカールしているものなど様々で、葉の色は銀色がかった淡いグリーンをしています。春になると、香りの良い小ぶりの緑色の花を咲かせるのが特徴です。

(3)チランジア・イオナンタ

エアプランツの中でもポピュラーな種類の一つです。ラテン語で「スミレ色の花」を意味する名前の通りに、スミレ色をした円筒状のきれいな花を咲かせます。また、開花期には株全体が赤く変化するのも特徴です。

(4)チランジア・カプトメデューサエ

名前の由来は、蛇の髪をもつギリシア神話の「メデューサ」から来ています。そしてその名前の通りに、葉が曲がってくねりながら広がって伸びるのが特徴です。開花期には、ピンク色の花の中に、筒状の紫色の花を咲かせます。

(5)チランジア・ブルボーサ

ブルボーサは、入手のしやすさからストリクタと並んで人気があります。つぼの形の株と、外に向かってうねるように緑色の葉が伸びるのが特徴です。また開花期には、鮮やかな赤色の花を咲かせます。

3)エアプランツを育てるのに用意するグッズ 

(1)グッズの種類

鉢植えの代わりになるもの(板やグラスなど、エアプランツを置く・飾るためのもの)、霧吹き、その他個人で好きな物を揃えて下さい

(2)グッズを選ぶ基準

基準は特にありませんが、天井から吊るすような場合には、それに合ったプランターや吊るす紐などを用意しましょう。

(3)初期費用

1,500円~※選ぶ品種など、個人差があります

(4)入手方法

インターネットや園芸店などで入手可能です

Terrarium, a hand with a tweezer making of bottle terrarium plant green house

4)エアプランツの3つの栽培ステップ 

(1)ステップ1: 植え付け

エアプランツを育てるのに、用土や肥料は必要ありません。そのため、園芸店やインターネットなどで購入したエアプランツを、自分の好きな入れ物へ飾りましょう。

(2)ステップ2: 増やし方

エアプランツは、花が咲いた後で子株が出来ますので、子株を切り分けて増やしましょう。一度咲いた親株は、1~2年程度で枯れてしまいますので、大きくなってきた子株を分けるというよりは、枯れてしまった親株を取り除くという方が正確な表現かもしれません。

(3)ステップ3:植え替え

植え替えの必要はありません。

5)エアプランツを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土植え・鉢植えのコツ

エアプランツは、土植えや鉢植えは必要ありません。器などは、飾る場所に合わせて選ぶようにしましょう。

(2)剪定・日常の手入れのコツ

特に必要ありませんが、高温多湿の状態は苦手とするので、気温や湿度にはある程度注意しましょう。

(3)肥料・水やりのコツ

肥料は必要ありません。水やりは、霧吹きでの葉水を行います。株全体にかかるように行いましょう。

(4)日当たり・置き場所のコツ

明るい日陰で育てるようにしましょう。カーテン越しに日差しが当たる場所が理想的です。また、風通しの良い場所に置くのがポイントです。

(5)増やし方のコツ

枯れた親株は、速やかに取り除きましょう。

(6)季節ごとの対策

冬場は5℃以下にならないように注意しましょう。

(7)虫対策・健康的に育てるコツ

注意すべき病害虫は特にありません。

Gardening tools and houseplants – still life

6)エアプランツを育てる時に特に注意すべき2つのこと 

(1)放置の末に枯らしてしまう

エアプランツがいくら手がかからないとはいえ、あまり放っておくと枯れてしまうこともありますので、日常的に状態をきちんと観察するように心がけましょう。

(2)水のやり過ぎに注意

エアプランツは本来、空中に漂う水分を吸収して成長する植物です。そのため、成長が心配だからとあまり頻繁に葉水をやり過ぎても枯れてしまう原因となりますので注意しましょう。

7)エアプランツの成長後の効果的な用途とは 

(1)インテリアとして活用

エアプランツを壁に飾ったり、天井から吊るしたり、もしくはテラリウムなどにして室内でお洒落なインテリアを楽しみましょう。

(2)アート作品として活用

エアプランツを流木や、木の板などに飾り付けて、アート作品を作り出すことが出来ます。生きた植物を用いることで、躍動感や立体的な感覚を出せます。

8)エアプランツを育てる魅力とは

(1)初心者でも育てやすい

エアプランツは、育てるのにほとんど手間がかからないため、初心者にも向いています。また、普段は忙しく、あまり時間のない人でも育てられますのでお勧めです。

(2)お洒落なインテリアを楽しめる

エアプランツは様々なインテリアとして楽しむことが出来ます。また、他の植物のように植え替えが必要ないため、気分によって簡単に飾りつけを変更することも出来ます。






今回のまとめ

1)エアプランツの紹介 

2)エアプランツの5つの種類と特徴

3)エアプランツを育てるのに用意する2つのグッズ

4)エアプランツの3つの栽培ステップ 

5)エアプランツを効果的に育てる8つのコツ 

6)エアプランツを育てる時に特に注意すべき2つのこと 

7)エアプランツの成長後の効果的な用途とは

8)エアプランツを育てる魅力とは

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