アジュガの育て方とは?栽培のコツと5大ステップを紹介

アジュガ

庭を彩るグランドカバーとして優秀な役割を果たしてくれるアジュガ。ピンクや紫の花を咲かせる姿は美しく心がくすぐられますよね。緑の絨毯として、または鉢植えで可愛く育てたいと考えている人のために、アジュガの育て方についてご紹介します。






目次

アジュガの育て方とは?栽培のコツと5大ステップを紹介


1)アジュガの紹介 

(1)アジュガとは

アジュガは常緑の多年草で、アジアの温帯から熱帯にかけて約40種類が分布しています。日本国内ではジュウニヒトエやキランソウを始めとした8種が自生しています。冬にも葉が枯れることなく残り、春に花を咲かせます。花の色はピンクや紫など、品種により様々です。

(2)科目・原産地

科目:シソ科キランソウ属

原産地:ヨーロッパ・中央アジア

(3)草丈・開花期

草丈:10cm~30cm

開花期:4月~5月

(4)名前の由来 

一説ではギリシア語の「アビガ(対にならない)」に由来すると言われていますが、その理由はよく分かっていません。

(5)期待できる効果・効能

ハーブとして、止血や鎮痛作用の効果

(6)栽培の難易度・耐寒性・耐影性

難易度:初心者向け

耐寒性:強い

耐影性:強い

2)種類の違いはあるの?アジュガの3つの種類と特徴 

(1)マルチカラー

「レインボウ」や「トリカラー」の名でも流通しています。葉にピンクと白の斑が入る代表的な品種です。

(2)チョコレート・チップ

小型の品種で、濃い紫色の葉を持つ特徴があります。

(3)アークティック・フォックス

葉の縁が波打ち、濃い緑色の葉にクリーム色の中斑が入るのが特徴的な品種です。

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ 

(1)グッズの名称

用土・肥料・鉢・シャベル・ジョウロなど

(2)選ぶ基準

地植えの場合には鉢植えは必要ありません。

(3)初期費用

2、000円前後

(4)入手方法

園芸店やホームセンター、インターネットなどで入手出来ます。 

アジュガの束

4)正しい手順で栽培を!5つの栽培ステップとは

(1)ステップ1:苗植え時期

苗植えの適期は、3月上旬~6月上旬か、9月中旬~11月上旬です。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を鉢に入れ、苗を植え付けます。地植えの場合には、なるべく水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土の場所を選んで植え付けましょう。

(2)ステップ2:肥料

肥料は植え付けの際に、株のまわりに緩効性肥料を置き肥するか、または液体肥料を施しましょう。植え付け後には特に肥料の必要はありません。

(3)ステップ3:増やし方

春か秋に株分けで増やします。根を下ろしている細長い茎を先端から2~3節をつけて切り取ったら、節から出ている根も丁寧に掘り上げます。次に他の場所に20cm程度の間隔で植え付けましょう。

(4)ステップ4:植え替え

植え替えの適期は、苗植え時期と同じです。地植えの場合は4年~5年も育てていると、生育が弱ってきますので、新しい場所に植え替えましょう。もしくは、同じ場所でも新しい土を入れて植え替えることも出来ます。鉢植えの場合は根が回ってきたら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

(5)ステップ5:花がら摘み 

花がら摘みを行う際には、立ち上がっている花茎のつけ根部分で切るようにします。

5)ここが重要!アジュガを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土の種類・鉢植え

用土は地植えの場合には、腐葉土やピートモスを多めに入れるようにしましょう。鉢の場合は、自分で用意するなら赤玉土7:腐葉土3の割合で配合するのがおすすめです。

(2)苗の植え方

育苗ポットから苗を引き抜く際には、根が傷つかないよう優しく引き抜きましょう。

(3)剪定・日常の手入れ

特別な手入れは必要ありませんが、害虫や病気をしていないか日々の観察を怠らないようにしましょう。

(4)肥料・水やり

アジュガは乾燥に弱く、適湿な土壌を好みますので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

(5)季節ごとの手入れ

耐寒性や耐影性に強い反面、夏の直射日光には弱いため注意して管理ましょう。

(6)日当たり・置き場所 

アジュガは耐影性に優れているため、一日に一時間程度日に当てれば、後は日陰でも元気に育ってくれます。鉢やプランターで育てる際には、日が差す時間帯は日陰に移動させましょう。

(7)増やし方 

鉢植えで増やす場合には、5号鉢に1株が目安です。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ 

ハダニやアブラムシがつくことがあります。発見次第薬剤を散布して駆除しましょう。

アジュガのハーブ

6)要注意・・育てる時に特に注意すべき2つのこと 

(1)夏の日差しに注意する

アジュガは直射日光には弱い種類ですので、地植えの場合には予め夏場に直射日光が当たるかなどを考えた上で場所を決めましょう。

(2)肥料の与えすぎは禁物

アジュガは基本的にあまり肥料を必要としません。あまり多く肥料を与えすぎると、葉は茂りますが花が咲きにくくなるので気をつけましょう。

7)成長後の楽しみ!アジュガの効果的な用途とは 

グランドカバーとして育てれば、庭一面美しい緑の絨毯が出来上がります。生育が早いため、庭を自然の芝生のようにしたいと考えている人には特におすすめです。また、ハーブとしても活用が出来ます。






今回のまとめ

1)アジュガの紹介

2)種類の違いはあるの?アジュガの3つの種類と特徴 

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ

4)正しい手順で栽培を!5つの栽培ステップとは

5)ここが重要!アジュガを効果的に育てる8つのコツ 

6)要注意・・育てる時に特に注意すべき2つのこと 

7)成長後の楽しみ!アジュガの効果的な用途とは 

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