アロエは、昔から「医者いらず」と言われる民間薬としてよく知られています。下痢・鎮静鎮痛をはじめ美肌効果も期待できるスグレモノです。よく知られているのが火傷には、アロエを貼ると良いということ。今回は、そんなアロエの効果・効能・活用方法を紹介します。
アロエのここがすごい!健康への3大効能とオススメ活用法
1) アロエの紹介
(1) アロエとは
アロエ属の多肉植物の総称です。代表的なアロエは、キダチアロエとアロエベラで食用、生薬として使われます。多肉植物として、観賞用として楽しむこともできます。
(2) 科目・原産地
アロエ属の科は、変化してきていますが今は、ユリ科または、ススキノキ科とされています。原産は、アフリカ南部です。
(3) 草丈・開花期
草丈は、15センチから、大きく育てば2メートルまで成長します。開花期は、12月から3月です。
(4) 名前の由来
肉質に含まれる渋い汁が、アラビア語で「アレッホ」が名前の由来です。
2) 種類の解説!アロエの4つの種類と特徴の違い
(1) アロエベラ
食用に使われる最も多いものがこの種類です。葉肉が厚いのでジュース、ヨーグルト、砂糖漬けとして好まれています。寒さに弱いので沖縄で多く栽培されています。また、ムコ多糖体が多く含まれており美肌や保湿に効果があり化粧品としても利用されています。
(2) キダチアロエ
家庭で多く栽培されておりよく目にするのがこの種類です。葉が細く苦味があるのが特徴です。切り傷や火傷に効果があり、便秘にも効果がありますが食べ過ぎるとお腹を壊します。
(3) ケープアロエ
南アフリカで栽培されることが多く、粉末として出回ることが多いものです。効能が非常に高いので、食べ過ぎるとお腹を壊します。
(4) ソコトラアロエ
ソマリア沖にあるソコトラ島原産のアロエです。オレンジの花が咲く変わったアロエですがアロエとしての効果は、他のアロエと同じようにあります。
3) ここがポイント!アロエに含まれる代表的な3つの栄養素
(1) アロイン
胃腸を活性化させ胃腸の働きを良くしますので、便秘に効果があります。整腸作用に優れていますが、取りすぎると帰って下痢気味になったりしますので摂り過ぎ注意です。
(2) アロエチン
殺菌作用が高く、解毒作用もあります。風邪の予防など炎症を鎮める効果があります。嬉しいことに、美肌効果が期待できますのでニキビにも効果がありますし、メラニン色素の沈着を防ぎますので美白効果もあります。
(3) アロエウルシン
細胞を再形成する効果があると言われていますので、昔から火傷には、アロエと言われていたのは、この効果によります。浅いすりキズでしたら、傷が治るのも早く、痕もわかりにくいと言われています。
4) 美容効果がすごい!アロエに期待できる3大効果とは
(1) 健胃整腸効果
胃液の分泌を促し、胃もたれや消化不良を改善する効果があります。胃潰瘍にも効果があると言われ、痛みを軽くして潰瘍の止血効果も期待されます。また、便秘にも効果がありますので、ダイエット効果も期待できるかもしれません。
(2) 美肌・美白効果
皮膚の殺菌効果がありますので、ニキビの治療化粧水として古くから作られています。皮膚の角質を取り除いて、健康な皮膚に保つことができますので、美白効果もあると言われています。
(3) 傷の治癒効果
昔から、火傷の治療に使われているように、細胞の再生作用があることが知られています。すりキズなど表面の傷は、殺菌作用もあり早く治癒する作用が有る上に、傷跡も残りにくいと言われています。
5) 正しい摂取方法!1日の摂取容量の目安や注意点
アロエの効果は、大変嬉しいものですが過剰摂取は、危険です。摂取しすぎると、胃液の分泌が過剰になり、腸の運動が激しくなりすぎて下痢を引き起こします。基本的には、キダチアロエの葉は15g、アロエベラで60gと言う目安が載っています。ヨーグルトに混ぜたりジュースに混ぜて少しの量を毎日続けることで、健康を維持することができます。
6) アロエと一緒に摂取したい3つの食材とは
(1) ヨーグルト
ヨーグルトと一緒に取ることで、胃が健康になると同時に胃の粘膜を保護するので飲み会前に食べておくとあまり酔わないと言われています。また、腸の善玉菌をヨーグルトが増やしてくれるので、アロエの効果が腸に届きやすくなります。
(2) 納豆
混ぜて、ネギをかけて食べると、アロエが入っていることに気がつかないくらいです。ナットウキナーゼの善玉菌を増やす役割と、腸の煽動を促すアロエで整腸の作用に期待できます。
(3) アボガド
サラダにアロエとアボガドを混ぜて食べると、栄養面も美容面も申し分ありません。もちろん食べ過ぎは、禁物ですが、美肌効果が期待できますので毎日サラダに抗酸化作用の強いアボガトと一緒に入れると体のサビもとってくれます。
7) オススメの活用方法!効果的な3つの摂取方法とは
(1) 生で食す
一番簡単な方法です。中のゼリー状の部分をお刺身で食べるのも良いですし、ヨーグルトやサラダに混ぜて食べると簡単に食べることができます。
(2) おろし汁にして飲む
刺の部分だけを取って他は、皮のままおろし一日20gを目安に食べると良いでしょう。皮まで食べれるので、無駄なくアロエの栄養を摂取できます。
(3) 粉末を利用する
アロエを飲むのが抵抗ある人は、市販されている粉末のものがおすすめです。手軽に水で飲んでも良いし、ヨーグルトやジュースに混ぜても飲みやすいのでおすすめです。
8) 保存方法に注意!アロエを保存するポイントとは
ゼリー状の葉肉部分を綺麗に取ったら1週間くらいは、冷蔵庫で保存ができます。すりおろしても1週間くらい冷蔵庫で、小分けして冷凍庫で1ヶ月の保存ができます。ただ、食感が落ちるので早く食べることが大切です。
なるべく根元から葉を切って水につけておいたり、新聞紙に包んで野菜室に入れておくと2週間ほど持ちます。少しずつ切って食べることができます。アロエの素晴らしい効能で健康生活をしてみては、いかがでしょうか?ひと株家にアロアがあると「医者いらず」で病院代薬代の節約になるかもしれませんね。
今回のまとめ
1) アロエの紹介
2) 種類の解説!アロエの3つの種類と特徴の違い
3)アロエに含まれる代表的な3つの栄養素とは
4)アロエに期待できる3大効果とは
5) 正しい摂取方法!1日の摂取容量の目安や注意点
6) アロエと一緒に摂取したい3つの食材とは
7) アロエの効果的な3つの摂取方法とは
8) 保存方法に注意!アロエを保存するポイントとは