ベルガモットの果実

紅茶のアールグレイの香りとしてよく知られるベルガモット。爽やかな柑橘系の香りは世界中の人々に愛されています。またその香りには心を癒し、元気にする効果もあるのです。今回はそんなベルガモットの効果と活用方法をご紹介します。






ベルガモットの嬉しい5大効能!オススメの活用方法3選


 1)ベルガモットの紹介

(1)ベルガモットとは 

ベルガモットはミカン科の常緑高木樹です。白い花をつけ、ライムに似た色の果実がなります。イタリアでは18世紀初頭から栽培されてきました。果皮から採れる精油は香水やコロンの原料として、今では世界中で愛用されています。

(2)科目・原産地 

学名Citrus bergamia科・属名ミカン科・ミカン属です。原産地はイタリア南部のカラブリア地方です。ベルガモットの原種はまだ解明されておらず、ダイダイ(ビターオレンジ)とマンダリンオレンジの交雑によって生まれたと言われていますが、まだはっきりしたことはわかっていません。

(3)草丈・開花期 

3~4m程の常緑高木です。開花期は7~8月です。

(4)名前の由来 

ベルガモットという名前は、最初に栽培された北イタリアの小さな町ベルガモに由来すると言われています。また、学名の「Citrus bergamia」は、トルコ語の「begarmudi(梨の玉)」に由来するという説があり、果実の形が洋梨に似ているところから名付けられたそうです。

2)ベルガモットに含まれる代表的な4つの成分とは

(1)酢酸リナリル

鎮静、鎮痛、抗炎症作用をもつことが知られています。神経の緊張を解きほぐし、開放的な気分へと導くため、抗不安、抑うつに効果的です。

(2)リモネン

消化促進などの効果があり、肝機能を強化して腎臓の働きを活発にすると言われています。また血液の循環をよくする働きもあります。加えて抗菌作用があり、皮膚疾患にも有効です。

(3)リナロール

鎮静作用や抗不安作用などがあります。また血圧降下作用があるので、低血圧の人は注意が必要です。

(4)ベルカプテン

少量ですがフロクマリン類のベルガプテンという成分が含まれており、これには光毒性があるので、肌への使用後は、日光を浴びないように注意してください。

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3)ベルガモットに期待できる5大効能とは

(1)心を癒し、前向きに

鎮静作用がありますので、いらいらや不安な気持ちを抑え、緊張や精神疲労などを和らげてくれます。また、高揚作用もあわせ持っていますので、前向きな気持ちになれます。不眠にも効果があります。

(2)消化器の調子を整える

消化促進作用、食欲増進・整腸作用、緩下作用などにより、消化器系の様々な不調の改善に役立ちます。ストレスによる下痢や便秘、食欲不振、過食にも効果を発揮します。また防虫効果もあり、虫よけとして利用されることもあります。

(3)冷えを改善する

 ベルガモットに含まれるリモネンは血流を増加させ、血液循環を高めることが知られています。また、ベルガモットにはストレスをやわらげる効果もあるため、精油を1~2滴たらして入浴や足浴をすることで冷えの改善が期待できます。

(4)細菌を増やさない

ベルガモットには抗菌作用があり、大腸菌などの病原体に対して抗菌力を発揮します。フランスではこの効果を利用し、抗生物質の代わりに精油を使った治療も行われているそうです。また防虫効果もあり、虫よけとして利用されることもあります。

(5)肌を整える

ベルガモットの精油をローションやトリートメントオイルとして使うと、その抗菌作用によりニキビ肌や吹き出物、湿疹などの改善に役立ちます。また、瘢痕形成作用があるため、ひっかき傷のような小さな切り傷の回復にも効果があります。

ただし、お肌に合わない場合はすぐに使用を中止してくださいね。また、つけた直後は日光にあたらないように注意しましょう。

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4)ベルガモットの3つの種類と特徴

(1) カスタニャーロ

ベルガモットの基本品種です。「カスタニャーロ」とはイタリアヴェネト州にある町の名前です。果実はレモン色で、先が少しとがっています。苦みがあるので生食には向きません。

(2)フェミネロ

カスタニャーロとともにイタリアで広く栽培されています。

(3)ファンタスティコ

「ファンタスティコ」とはイタリア語で「すばらしい」という意味です。カスタニャーロとフェミネロ、2つの良いところをとった栽培品種で、一番病害虫に強いそうです。

5)ベルガモットの効果的な3つの活用法とは

(1)アロマテラピー

香りには癒しの効果があります。ベルガモットの精油を少量たらして入浴や足浴、芳香浴などに使用します。入れすぎると刺激が強く、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあるので注意してください。

(2)フレーバーティー

 ベルガモットはアールグレイの香りづけに使われています。アールグレイは、イギリスの外交官であったグレイ伯爵が中国に赴任した際、お茶に香りをつける技術を身につけ、イギリスに持ち帰ったのが始まりと言われています。

(3)香水や化粧品

ベルガモットの香りの中心となる成分はリモネンです。香水に利用すると高級感が出ると言われています。また多くの化粧品やシャンプー、トリートメントの成分としても用いられています。

Geranium essential oils in bottles

6)ベルガモットと相性の合う3つのアロマ

(1)オレンジ・スイート

同じ柑橘系の香りはどれもよく合いますが、オレンジ・スイートの甘く爽やかな香りは誰にでも好かれます。心に安らぎと元気を与えてくれるので、子ども部屋にも向いています。

(2)ラベンダー

ラベンダーには安眠効果があることが知られています。自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや不安を鎮め、深くリラックスさせる効果があります。ベルガモットとブレンドすると更に良い香りとなり、心地良い眠りにつくことができます。

(3)クラリセージ

大型のセージで、ほのかな甘みを含んだ香りが気分を高揚させ幸福感をもたらしてくれます。女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれており、女性特有の不調や症状を和らげてくれます。但し、妊娠中は使用を控えた方がいいそうです。ベルガモットと合わせ、リフレッシュしたいときのバスタイムにどうぞ。

7)ベルガモットを活用する上での4つの注意点

(1)日光に注意

ベルガモットには光によって反応し、肌に刺激を与える光毒性の成分が含まれていますので、お肌に使用した後に日光にあたらないようにしないとしみができる可能性があります。

(2)規定の量を守る

精油は少量でも効果を発揮します。特に入浴中などは体に影響を及ぼしやすいので、入れすぎないようにしましょう。

(3)起床時には不向き 

リラックス系の香りは起床時には避けましょう。大事な予定がある時にぱっと起きられなかったら困りますよね。

(4)長期間の使用に注意

同じ種類の精油やブレンドを長期間使用すると、皮膚刺激、アレルギーなどの副作用などが起きるおそれがあります。またその香りや作用に体が慣れてしまい、知らないうちに量が多くなるということもあります。






今回のまとめ

1)ベルガモットの紹介

2)ベルガモットに含まれる代表的な4つの成分とは

3)ベルガモットに期待できる5大効果とは

4)ベルガモットに近い5つの種類と特徴

5)ベルガモットの効果的な3つの活用法とは

6)ベルガモットと相性の合う3つのアロマ

7)ベルガモットを活用する上での4つの注意点