【5選】びわ茶の効果が話題に?良いことづくめの効能を解説

びわ茶

夏になるとスーパーで、びわの黄色くふっくらした実を見かけることがあると思います。びわは実が美味しいだけでなく、葉にもたくさんの健康効果が期待されています。

がんの予防からダイエット効果まで、びわ茶に含まれるさまざまな効果についてご紹介します。






目次

【5選】びわ茶の効果が話題に?良いことづくめの効能を解説


1)そもそも「びわ」とはなに?

(1)びわとは

バラ科の常緑広葉樹で、亜熱帯や温帯地域が主な山地です。冬に花を咲かせ、初夏の頃に黄色い実をつけます。葉は大きくて楕円形をしており、表面にはつやがありますが裏側は産毛が生えています。

一口大のたくさんの甘い実の中には、大きな種を1つもちます。日本でびわの栽培が始まったのは江戸時代中期頃とされており、現在でも栽培されているびわの大半は中国からもたらされた品種と言われています。

(2)びわの科目・原産地 

科目:バラ科ビワ属

原産地:中国

(3)びわの草丈・開花期 

草丈:2m~5m

開花期:11月~2月

(4)名前の由来

楽器の琵琶(びわ)に似ていることから名付けられたとされています。 

2)びわ茶ってどうやってできているの?

自分の家に生えているびわの木からでも、びわ茶を作ることが出来ます。まず2年以上経っているびわの葉を収穫します。収穫した葉の表面をスポンジなどで綺麗に洗います。

表面は撫でるように優しく洗い、裏側の産毛がごしごし取るように洗います。次にハンガーなどに吊るして一度葉をよく乾燥させます。葉を乾燥させたら、手で揉むように砕きます。この時あまり細かくし過ぎる必要はありません。

砕いた葉をフライパンでさっと炒り、香ばしい香りになったら風味が出たということですので完成です。その後は一般的なお茶と同じように煮出して飲みます。煮出した後に数時間置くと味が染み出てより美味しく飲めます。

3)びわにも種類がある? 特徴の違いとは

(1)茂木

直立性で樹勢は強いです。日本で最も栽培が多いとされている品種です。果重は40g程度で、酸味が比較的少なくて品質が良いのが特徴です。耐寒性は「田中」よりはやや弱いです。

(2)田中

開張性で樹勢は強いです。「茂木」の次に栽培が多く、耐寒性は強いです。果重は60g~70g程度で、完熟直前まで酸が多いため、収穫が早いと酸味がやや強いのが特徴です。

(3)長崎早生

直立性で樹勢は強いです。早生品種の中では開花期が遅いため寒害を受けにくいですが、「茂木」よりは寒害を受けやすいため、栽培は暖地に限られます。果重40g~45gで、食味が良いのが特徴です。 

4)要チェック!びわ茶に含まれる代表的な栄養素とは

(1)βカロテン

カロテノイドの一種で、緑黄色野菜などに多く含まれる成分です。強力な抗酸化力を持ち、体内で必要量に応じてビタミンAに変換されるため、ビタミンAとしての役割も果たしています。

体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ち、また視力を維持するために必要不可欠とされる成分です。

(2)カリウム

ミネラルの一種で、ナトリウムの排出を促す成分であり、生命活動を維持する上で欠かすことの出来ない必須栄養素です。

ナトリウムとは拮抗した関係にあり、ナトリウムが体内に過剰に存在する場合には、カリウムが余分なナトリウムを体外へと排出してくれるために、常に体内のナトリウム濃度を一定に保ってくれます。

(3)クロロゲン酸

ポリフェノールの一種で、コーヒー豆やじゃがいもなどに多く含まれている成分です。強力な抗酸化作用をもち、また脂肪の蓄積を抑える働きをしています。

(4)アミグダリン

バラ科の植物の種などに多く含まれている成分です。体内で血液の酸性と、アルカリのバランスを整えてくれ、血液を浄化する働きを持ちます。また炎症を治癒する作用があるため、自然治癒力をアップさせてくれます。

(5)ポリフェノール

植物のもつ苦味や渋み、色素などの成分を言います。自然界にはこのポリフェノールが5、000種類以上存在していると言われており、すべてのポリフェノールが強力な抗酸化作用を持っています。

リラックスをしている女性

5)びわ茶に期待できる5大効果とは

(1)高血圧・動脈硬化・心筋梗塞などの予防

びわ茶には強力な抗酸化作用がありますが、この抗酸化作用は体内に蓄積された活性酸素を壊してくれる働きがあります。

活性酸素は細胞を傷付け、さまざまな病気の原因となりますので、それを壊してくれることによって、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などのあらゆる病気の予防になります。

(2)アレルギー・花粉症の改善

びわ茶に含まれる抗酸化作用は、花粉症などのアレルギー症状を改善してくれる働きがあります。加えてびわ茶に含まれる殺菌効果でもアレルギーの改善が期待されています。

(3)がん予防

びわ茶に含まれるアミグダリンという成分は、体温と共に暖められると浸透し、細胞の中にまで入っていきます。そして炎症やガン細胞を治癒する作用を発揮するため、がん予防に効果的とされています。

(4)風邪予防

びわ茶に豊富に含まれるミネラルの働きによって、体内の老廃物が外へと排出され、体の抵抗力が高まります。抵抗力が高まると、風邪を引きにくい体質になりますので、風邪予防の効果が期待されています。

(5)美容効果

びわ茶に含まれるアミグダリンには解毒作用もあります。解毒作用によって新陳代謝が促進され、むくみの改善や美肌、美髪効果のほかにダイエット効果も期待されています。

6)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい食材

(1)肉類

びわ茶はお茶の種類の中でもかなり飲みやすく、さっぱりとした飲みごたえと仄かな甘さがあります。魚や和食などでも合いますが、脂っこい肉料理を食べた後には口の中をさっぱりさせてくれるのでおすすめです。

(2)洋菓子

チョコレートやケーキなどの洋菓子と一緒にびわ茶を飲むことで、甘さがよりまろやかになって食べやすくなります。

※お菓子類となら一緒に摂取するのがおすすめです。また、料理の場合は食後に飲むと口の中がさっぱりします。びわ茶は毎日飲み続けることで効果が出てきますので、最低でも一ヶ月以上は毎日一杯ずつ飲み続けましょう。

7)知っておこう!びわ茶の摂取での注意点とは?

市販されているびわ茶では、特に健康被害が報告されていないため、子どもや妊婦さんでも安心して飲むことが出来ます。

ただし、自分でびわ茶を作ろうとした場合に、葉の裏側の産毛をきちんと取っていないとアレルギー症状が出る恐れがあります。もし自分でびわ茶を作る際には、きちんと産毛の処理を忘れないように注意しましょう。






今回のまとめ

1)びわ茶には強力な抗酸化作用や殺菌作用がある

2)がんや高血圧、動脈硬化などの病気予防になる

3)花粉症などのアレルギー症状を改善してくれる働きがある

4)解毒作用によりむくみの改善や便秘の改善が期待出来る

5)病気の予防だけでなく、ダイエットや美容効果もある

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次