牡丹の育て方解説!効果的な栽培の7つのコツとステップ

牡丹の花

美人の例えとして使われる牡丹の花。大きく豪華ですので牡丹を育てるのが難しそうですね。しかし、牡丹は、庭植えにすれば、それほど管理が大変なわけではありません。

今回はボタンの育て方・栽培のコツ・ステップ・注意点などをご紹介します。






目次

牡丹の育て方解説!効果的な栽培の7つのコツとステップ


1) 牡丹の紹介

(1) 牡丹とは

巨大な美しい花を咲かせ、古くから愛されている花です。「立てば芍薬、座れば牡丹」と、美女に例えられる花の 1つです。落葉低木ですので、鉢植えで育てることもできます

(2)科目・原産地

牡丹はボタン科ボタン属です。ボタンの原産地は中国です。日本を始めアジア各地で花の王様と親しまれている花です。

(3)草丈・開花期

落葉低木種ですので、草丈はそれほど大きくはなりません。開花期は3月中旬から6月中旬の梅雨の頃です。

(4)名前の由来

牡丹の名前の由来は、諸説あるようです。結実するのに根から生えているため、雄を意味する「牡」と赤色の花を咲かせることから「丹」が付けられ、牡丹と言われるようになったとのことです。これは、中国の明時代の書物「本草綱目」に残されています。

(5) 期待できる効果・効能

牡丹が根や皮を生薬として古くから使っていました。

・炎症を抑えたり痛みを抑制

・解熱効果

・血流を良くする

・更年期障害にも効果的

(6)栽培の難易度・耐寒性

牡丹の栽培の難易度は普通です。庭植えにすれば特に管理は難しくありません。また耐寒性は高いので、ポイントを押さえておけば毎年、綺麗な花を咲かせます。

2) 牡丹の6つの種類と特徴

(1) 花王

恋赤い花びらをしています。万重咲きの大輪品種です。鉢植えに向いているタイプです

(2)金閣

黄橙色の花びらで、オレンジの縁取りが入っているのが特徴です。フランスで開発されたもので、中輪千重咲きです。切り花にすると華やかに部屋が飾られます。

(3)貴婦人

乳白色した花びら千重咲きです。高貴な大輪を咲かせます。

(4)鎌田藤

花びらが紫色の千重咲きです。開花してすぐには、紫色をしており満開になると赤みを増してくるのが特徴です。

(5) 太陽

濃い赤色の花びらをしており、八重咲きの大輪です。丈夫で育てやすいので人気です。

(6)サンダーボルト

赤褐色の一重咲き中輪です。アメリカで作られた品種です。一重咲きは、珍しい種類です。

ガーデニンググッズ

3) 牡丹を育てるのに用意する4つのグッズ

(1)

牡丹は、苗から育てるのが一般的です。大きな葉がバランスよくついているものを選びましょう。ホームセンター等でも扱っていますし、通販でも購入できます。1苗1000円から2000円となっています。

(2)

植え替えを嫌うので10号から12号の鉢を用意します。700円~1500円くらいで購入できます。

(3)

赤玉土(小粒)・腐葉土・もみ殻を、6:3:1で混ぜます。全部揃て2000円くらいで土の用意はできます。これをすべて使うのではないので何回か使用できます。

(4) 肥料

肥料がないと元気に育ちませんが、植え付けの時から肥料をあげすぎると成長が悪くなるので成分の少ないものをやりましょう。窒素・リン酸・カリウムを5:8:5が良いでしょう。値段は1000円くらいで用意できるようです。

4)牡丹を栽培する4つのステップ

(1)ステップ1

最初は苗から育てるのが良いでしょう。9月から10月頃、市販で枝の広がりが均一のものを選びましょう。

(2)ステップ2

鉢植えをする時に鉢替えをしなくてよいように10号から12号の鉢を用意しましょう。 

(3)ステップ3

地植えする時には、西日は避けて日当たりの良い場所を選び、30センチから50センチの穴を掘って土や腐葉土を入れ2週間ほど寝かしてから植えます。

(4) ステップ4

10月頃には、芍薬に接ぎ木した接ぎ木苗が出回るようになります。芍薬の葉の芽は取り除いておきましょう。 

girl sitting on the window

5)牡丹を効果的に育てる7つのコツ

(1)苗から育てる 

種から育てるよりも苗から育てるほうが早く育ちますし種は一般的には流通していませんので。市販で購入しましょう。

(2)鉢植え

10号から12号の鉢に、底石、土の順に入れていき、苗が地中5センチくらいなるようにします。屋外の暖かい場所で管理しましょう。夏は日陰で、冬は風の当たらない場所を選びましょう。

(3) 地植え

30センチから50センチの穴を掘り腐葉土、たい肥を混ぜ2週間ほど寝かせます。穴に油粕や完熟たい肥を入れて苗を植えます。

(4)接ぎ木苗を育てる

10月頃に接ぎ木苗が出回ります。芍薬を接ぎ木にしていますので牡丹が負けてしまわないように芍薬の芽は摘んでいきましょう。

(5)土つくり

牡丹は水はけのよい土を好みます。赤玉土、腐葉土、もみ殻を混ぜた土がお勧めです。

(5) 水やり

地植えは水やりは必要ありません。鉢植えは、4月から9月に土が乾いたらたっぷりあげてください。

(7)肥料

植え付けの時に肥料をやりすぎると元気がなくなります。最初はできるだけ成分の少ないものをやりましょう。

6)牡丹を育てる時に特に注意するべき3つの病気や虫

(1)アブラムシ

牡丹の栄養を奪ってしまうので5月から9月に注意して見つけたら殺虫剤で駆除しましょう。

(2)カイガラムシ

牡丹の幹や枝の別れたところにつきます。冬の間に殺虫剤を散布し予防しましょう。

(3) 灰色カビ病

湿度が上がりだすと春に発生しやすくなります。病気になるとつぼみが咲かなくなります。ケイ酸水溶液を吹きかけて予防しましょう。






今回のまとめ

1)牡丹の紹介

2)牡丹の6つの種類と特徴

3)牡丹を育てるのに用意する4つのグッズ

4)牡丹の4つのステップ

5)牡丹を効果的に育てる7つのコツ

6)牡丹を育てる時に特に注意するべき3つの病気や虫

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