ブロッコリーの育て方解説!4つの栽培ステップ

ブロッコリーの畑

子供も大好きで、栄養価が高いブロッコリー。茹でるだけで食べられるからあると便利な野菜ですよね。栽培は難しそうと思われがちですが、ちょっとしたコツをつかめばお家でも栽培できるんです。

今回はブロッコリーの育て方・栽培のコツなどをご紹介します。






目次

ブロッコリーの育て方解説!4つの栽培ステップ


1)ブロッコリーの紹介

(1)ブロッコリーとは

ビタミンCやカロテンなど、豊富な栄養素を含む緑黄色野菜の代表。和名はメハナヤサイ。日本では北海道、愛知、埼玉が主産地です。濃い緑と独特な風味は新鮮なほどよく引き立ちます。

クセがなく食べやすいブロッコリーは調理もしやすいので人気があります。

(2)科目・原産地

科目:アブラナ科

原産地:地中海沿岸

(3)草丈

草丈:70~80

(4)名前の由来

ブロッコリーはイタリア語で茎や芽を意味します。

(5)耐寒性・耐影性・難易度

生育温度は20度前後で、冷涼な気候を好みます。苗の段階では高温に強いですが蕾が肥大し始める頃には暑さに弱くなる為

真夏を除いた春・秋が栽培適期です。

日当たりが悪いと生育が鈍くなりますが、日光が少ないから収穫できないわけではありません。半日陰でも収穫は可能です。 

(6)期待できる効果・効能

カルシウム、鉄分、カロテン、ビタミンCが豊富で、栄養価が非常に高いです。風邪予防や、貧血予防、高血圧予防などにも

効果があると言われています。

2)ブロッコリーの3つの種類と特徴

(1)ブロッコリー

茎の上に山のようにできた蕾と茎を食するブロッコリー。アクがなく、加熱すると甘みが増します。国内では蕾が緑のものが多いですが、黄色、白、紫など代わった色のブロッコリーもあります。

(2)ブロッコリースプラウト

ブロッコリーの芽を発芽させたもので、栄養価がとても高いです。カイワレ大根のような見た目ですが辛みは少なく食べやすいです。

抗がん性物質を多く含んでいるということで注目されています。

(3)スティックセニョール

新野菜として、出回り始めたブロッコリーの一種で茎が長く、蕾が小さいタイプのブロッコリーです。茎はポリポリとした食感で、甘く柔らかいです。もともとはブロッコリーと中国の芥藍を掛け合わせたものです。

3)ブロッコリーを育てるのに用意する3つのグッズ

(1)防虫ネット

ブロッコリーはアブラナ科なので色々な虫がつきます。プランターで育てる場合は防虫ネットをして虫が卵を産み付けないようにしましょう。

ホームセンターや園芸店などで購入できます。

(2)プランター

ブロッコリーはプランターでも栽培できます。プランターのサイズは標準タイプ(60程度)以上のものを購入しましょう。

ホームセンターや園芸店などで購入できます。

(3)収穫用包丁

ブロッコリーやキャベツなどの葉茎類の収穫は、硬い茎から切り離す作業が大変です。菜切り包丁などでは、なかなか思うように力が入らず、

包丁が曲がったりして危険なこともあるので、収穫用の包丁があると便利です。家庭菜園用のハサミでも代用できます。

ガーデニング

4)ブロッコリーの4つの栽培ステップ

(1)種まき

種まきの時期は、春まきと夏まきに分けられます。少ない本数で良い場合はポリポットに培土を入れて、1ポットあたり3粒ずつ種をまきます。

本葉2枚になったら生育のよい株を1本残し、他は間引きます。

(2)植え付け

種まきをして1か月ほどたち、苗の本葉が5、6枚になったら植え付けの時期です。株間を40~45とり、深植えにならないように注意します。

植え付けした後はたっぷり水をあげましょう。

(3)土寄せ

植え付けして2週間ほどたち、しっかり根付いたころに化学肥料を施し、軽く耕して土寄せします。花蕾が見えた頃に2回目の追肥をしましょう。

(4)収穫

花蕾が10~14ほどに大きさになったら収穫適期となります。側花蕾も収穫できるので、頂花蕾を収穫した後に追肥し、適期になったら順次収穫しましょう。

5)ブロッコリーを効果的に育てる7つのコツ

(1)土植え・鉢植えのコツ

ブロッコリーは根張りが良いため容量の大きなプランターほど良く育ちます。土は専用の「種まき用培養土」である必要は無く、いつも使用しているもので大丈夫です。

(2)種のまき方

春まきの場合は2月中旬~3月中旬に種をまくと、6月に収穫。夏まきの場合は7月中旬に種をまくと、10月下旬から収穫できます。

(3)剪定・日常手入れのコツ

間引きは成長の様子を見ながら、葉が重なり合わないように数回に分けて行うのが基本です。状態の良いものを残して、虫害を受けたものや成育の悪いものを選んで間引きます。

(4)肥料・水やりのコツ

花蕾が形成される前にいかに株を大きくするかで花蕾の大きさが決まるので、植え付け後の追肥、土寄せが重要となります。

水やりは、植え付け後はたっぷりと水をあげます。その後は土の表面が乾いた時にたっぷりとやる程度でOKです。湿度に弱いのでやりすぎには注意しましょう。

(5)日当たり・置き場所のコツ

日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも収穫は可能です。

(6)虫対策・健康的に育てるコツ

春植えの場合は虫害に注意が必要です。アオムシなどは早めに駆除しましょう。ネットがけも有効です。元肥追肥をしっかり行うと大きな花蕾を実らせることができます。茎を太く丈夫に育てましょう。

(7)収穫のコツ

花蕾は一気に大きく成長するので収穫適期を逃さないようにしましょう。収穫適期を逃すと形が崩れて味が落ちてしまいます。

収穫する時は、切り口が太陽に向くように斜めに切り落としましょう。水平に切ると雨水がたまって病気の原因になってしまいます。

水やり

6)ブロッコリーを栽培する上で特に注意すべき3つのこと

(1)根っこに注意

根は湿害に弱く、根腐れをおこしやすいので畑の排水対策が必要です。

(2)連作障害

連作障害があるので、1年間は同じ場所に作付けしないようにしましょう。

(3)収穫は開花前

収穫が遅れると黄色い花が咲きはじめます。花が咲くと味が落ちるだけでなく、花をさかせる為にエネルギーを使ってしまい、その後の生育に悪影響を与えてしまう為、開花前に収穫しましょう。

7)ブロッコリーを保存する場合の3つのポイント

(1)ブロッコリーは日持ちしないので遅くても収穫3日以内には調理するようにしましょう。

(2)冷蔵保存が基本です。ポリ袋に入れて保存します。

(3)軽く茹でて、冷凍保存も可能です。冷蔵庫で保管しておくととう立ちして花が咲いてしまうが

茹でてしまえばその心配はなくなります。

8)ブロッコリーを育てる3つの魅力

(1)毎日の食卓に

ブロッコリーはカルシウム、鉄分、ビタミンCなどの栄養が豊富なので、毎日食事に取り入れたい野菜です。

クセもなく、食べやすいので子供や妊婦さんにもおススメの野菜です。茎まで美味しく食べられるので、シチューに入れたり、茹でるだけでも美味しく食べられます。

(2)庭でも栽培可能

虫対策さえしっかりすれば、お庭の畑でも割と簡単に栽培できます。摂れたてのブロッコリーほど、風味豊かで美味しいのでぜひ自分のお庭で収穫したブロッコリーを

食べられたら最高ですね。

(3)豊富なバリュエーション

ブロッコリーにも色々な種類があるので、数種類を栽培して食べ比べてみるのも楽しいですね。






今回のまとめ

1)ブロッコリーの紹介

2)ブロッコリーの3つの種類と特徴

3)ブロッコリーを育てるのに用意する3つのグッズ

4)ブロッコリーの4つの栽培ステップ

5)ブロッコリーを効果的に育てる7つのコツ

6)ブロッコリーを栽培する上で特に注意すべき3つのこと

7)ブロッコリーを保存する場合の3つのポイント

8)ブロッコリーを育てる3つの魅力

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