クロトンの育て方って?8つの栽培ステップとコツとは

クロトン

品種によってさまざまな姿や色合いが楽しめるクロトン。飾れば部屋が華やかになり、また風水では悪い気を払うともいわれています。そんな魅力あふれるクロトンを、初心者でも簡単に育てられるよう、今回はクロトンの育て方についてご紹介します。






目次

クロトンの育て方って?8つの栽培ステップとコツとは


1)クロトンの紹介 

(1)クロトンとは

別名を「ヘンヨウボク」「クロトンノキ」といい、熱帯性の常緑低木です。古くから観葉植物として親しまれており、葉の色合いや形は個体によって実に様々で、100を超す園芸品種です。

(2)科目・原産地

科目:トウダイグサ科クロトンノキ属

原産地:マレー半島・モルッカ諸島・ジャワ・オーストラリア・インド東部など 

(3)草丈・開花期

草丈:60cm~1.5m

開花期:7月~8月

(4)名前の由来 

クロトンの別名である「変葉木(ヘンヨウボク)」の由来は、突然変異がしやすく100を超える園芸品種の多さからきています。

(5)期待できる効果・効能

風水として、悪い気を払い運気をアップさせるとされています。また、キラセンという品種は金の斑が入っていることから金運効果もあるとされています。

(6)栽培の難易度・耐寒性

難易度:初級者~中級者向け

耐寒性:弱い

2)種類の違いはあるの?クロトンの5つの種類と特徴 

(1)広葉系・アケボノ

日本で生み出された広葉系の代表品種です。黄色やピンク色の斑がグラデーション状に入っており、日に当てると紫色に変化するのが特徴です。

(2)鉾葉系・エクセレント

赤や黄、オレンジや緑色をした葉に、葉脈がはっきりと浮き出る姿が美しい品種です。葉が槍の先の鉾(ほこ)のような形をしているのが特徴です。

(3)らせん系・キラセン

別名を「キンセンコウ」といい、葉がくるくると巻いたらせん系の代表品種です。緑色の葉に、黄色の斑が入っている様子が美しいと人気の高い品種です。

(4)長葉系・オウハンヨウ

葉の長さが10cm~20cmと長いのが特徴の品種です。濃緑色の地に、黄色の斑点が入っています。

(5)細葉系・オウゴンリュウセイ

別名を「ゴールドスター」ともいい、しゅっと伸びた細い葉に、星のような形の黄色い斑が入っていることからその名が付けられた品種です。

Male florist arranging bouquet of flower

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意する6つのグッズ 

(1)グッズの名称

用土・鉢・肥料・シャベル・ジョウロ・霧吹き

(2)グッズを選ぶ基準

用土は通気性と、水もちを兼ね備えたものを選びましょう。観葉植物用の用土で問題ありません。

(3)初期費用

2、000円前後

※個人差があります

(4)入手方法

ホームセンターや園芸店、インターネットなどで入手可能です。 

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

(1)ステップ1:苗植え

苗植えは5月~7月に行います。鉢に用土を入れたら、育苗ポットからクロトンを優しく取り出し、鉢に植えます。

(2)ステップ2:肥料

肥料は5月~8月に、緩効性の化成肥料を2ヶ月に1回施すか、または10日~15日に1回液体肥料を与えます。市販で「観葉植物の置き肥」が売られていますので、それを利用しても良いでしょう。 

(3)ステップ3:増やし方

適期は5月~7月で、挿し木で増やします。まず枝の先を10cm~15cm切り取ったら、枝の真ん中から下の葉を切り落とします。次に切り口を20分~30分程度水に浸けたら、赤玉土などの挿し木用の土を入れた鉢に枝を挿します。その後は土が乾かないように水やりをしながら日陰で管理します。1ヶ月ほどで発根するため、十分に発根したら、徐々に日の当たる場所に移していきましょう。

(4)ステップ4:植え替え 

植え替えの適期は5月~8月で、鉢の中で根がいっぱいになったタイミングで植え替えを行います。一回り大きな鉢に、根を傷つけないように注意しながら植え替えましょう。

クロトンの鉢植え

5)ここが重要!クロトンを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土の種類・鉢植え

用土を自分で配合する場合には、赤玉土(小粒)6:ピートモス3:川砂1を混ぜた土を用意しましょう。

(2)苗植え

苗植えを行うときは、株の根に付いた土を3分の1~4分の1ほど軽く落としてから新しい土に植えます。

(3)剪定・日常の手入れ

葉にほこりがついている場合は、湿らせたティッシュや布で綺麗に葉を拭きます。また、時々葉水を与えてあげましょう。

(4)肥料・水やり

5月~10月の生育期には、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。また10月~5月の間は成長がゆっくりになるので水やりの回数を控えめにしましょう。葉水は一年を通して与えます。

(5)季節ごとの手入れ

クロトンは寒さに弱いので、冬場の温度管理には注意します。

(6)日当たり・置き場所

クロトンは日当たりの良い場所を好みますが、あまり日差しが強すぎると葉が変色してしまうことがあります。そのため、直射日光は避け、カーテン越しや明るい日陰で育てましょう。

(7)増やし方

寒さや根詰まりなどで、下の方の葉が落ちてしまった株の場合は、とり木で株を更新させましょう。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ 

高温で乾燥した環境ではハダニが発生しやすいため、定期的な葉水や温度管理には注意しましょう。万一ハダニが発生した際には、殺ダニ剤を散布して駆除しましょう。

6)要注意・・育てる時に特に注意すべきこと

(1)葉の変色に注意

クロトンは強い日差しに当たると葉が焼けて変色してしまうことがありますので、日当たりには注意が必要です。

(2)暖房に注意

クロトンは寒さに弱い種類ですが、暖房の効きすぎる室内では乾燥してしまい、葉が落ちてしまうことがありますので管理に注意しましょう。

7)成長後の楽しみ!クロトンの効果的な用途とは

(1)お部屋やオフィスのインテリアに

クロトンは品種の数が大変多く、また品種ごとに姿や色合いが異なりますので、室内のインテリアとして楽しむことが出来ます。

(2)風水効果

クロトンは悪い気を払う風水の効果があるとされています。家の玄関や、運気をあげたい場所に設置すると良いでしょう。






今回のまとめ

1)クロトンの紹介

2)種類の違いはあるの?クロトンの5つの種類と特徴 

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意する6つのグッズ 

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

5)ここが重要!クロトンを効果的に育てる8つのコツ

6)要注意・・育てる時に特に注意すべきこと 

7)成長後の楽しみ!クロトンの効果的な用途とは 

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