シクラメンといえば、「春まで咲く」イメージのある花ですが、実は意外と管理が難しく、育てている途中で枯らしてしまった！という経験のある方も少なくないと思います。そこで今回は、シクラメンを上手に育てるための、植え替え方法とそのコツについてご紹介します。
シクラメンの植え替え方法！４つのステップとコツとは
１）シクラメンの紹介
（１）シクラメンとは
別名を「カガリビバナ」や、「ブタノマンジュウ」といい、主に冬から初春の観賞用の花として室内で育てられることが多いです。多くの園芸用の品種があり、お歳暮では人気の花です。
（２）科目・原産地
科目：サクラソウ科シクラメン属
原産地：地中海沿岸地方、小アジア
（３）草丈・開花期
草丈：１０ｃｍ～２５ｃｍ
開花期：１０月下旬～４月下旬頃
（４）名前の由来
ギリシア語の「キクロス」に由来し、花の形から「らせん・円」を意味します。
（５）栽培の難易度とその理由
栽培の難易度は初心者～中級者向けです。育てるのはさして難しくありませんが、意外と枯らしてしまいやすいため、育てる上である程度の注意は必要です。
（６）期待できる効果・効能
美しいシクラメンを観賞することによる心の癒しと、最近では香りも楽しむことが出来ます。
２）シクラメンの３つの種類と特徴
（１）小輪（ミニチュアシクラメン）
シクラメンの中では小型品種で、葉や花が小さくて可愛らしいのが特徴です。２．５号～４号鉢で育てるのがお勧めです。
（２）中輪
一般的なサイズで、株のまとまりが良く最も一般的な種類です。小輪よりは葉も花も少し大きめです。
（３）大輪
７号鉢以上の大きさに利用されます。葉も花も大きめで、見た目も華やかです。
３）シクラメンの植え替えのメリット・必要性とは
（１）新しい芽や花が出やすくなる
シクラメンの植え替えを行うことで、根が伸びて新しい芽や花が出やすくなります。
（２）株が元気になる
古い土から新しい土に替えることで、株が元気になって大きく育ちやすくなります。
４）シクラメンの植え替えの適切な時期とは
夏が終わり、涼しくなってきた頃が植え替えに適した時期です。春も涼しい時期はありますが、これから暑くなる夏に向けての植え替えはあまりお勧め出来ません。シクラメンは寒さに強い植物ですので、植え替えるのは秋にしましょう。
５）シクラメンの植え替えに用意すべき５つのグッズ
（１）グッズ
鉢植え・用土・肥料・シャベル・ジョウロ
（２）活用方法
鉢植えは今まで使っていたものよりも、一回り大きなものを選びます。シャベルで用土や肥料を鉢植えに移動させ、ジョウロで水を注ぎます・
（３）入手方法
インターネットや園芸店などで入手出来ます。
（４）値段
１、５００円～２、０００円程度
６）シクラメンの植え替えの４つのステップ
（１）新しい鉢と用土を準備
これまでよりも、一回り大きな鉢植えを用意します。用土は、田土３、赤玉土３、腐葉土３、パーライト１を混ぜたものがお勧めです。また、シクラメンガーデニング用の土が販売されている場合には、それでも大丈夫です。
（２）株を古い鉢から抜く
株を鉢から抜き、根とその周りについている土を、ゆっくりと払い落とします。
（３）新しい鉢への植え替え
球根が、３分の１程度地表から出るように新しい鉢に植えます。球根全部を、土に埋めてしまわないように注意しましょう。
（４）水やり
植え替えが終わったら、たっぷりと水をあげましょう。
７）シクラメンの植え替えで特に注意すべきこと
（１）水を直接球根には与えない
植え替えが終わった際に水を与えますが、水は必ず土にあげ、球根の頭には直接かけないように気をつけましょう。
（２）根を傷つけない
古い鉢から株を引き抜き、土を払い落とす際には、根の部分を傷つけないように、優しく土を払い落とすようにしましょう。
８）シクラメンを健康的に栽培する２つのコツとは
（１）温度管理に気をつける
シクラメンの栽培に適した温度は、５℃以上～１５℃未満です。寒さに強いとはいえ、霜が当たると弱ってしまいますので、寒すぎないよう注意しましょう。
（２）日当たりの良い場所に置く
シクラメンは、風通しが良く日当たりの良い場所で育てましょう。室内で育てる場合には、カーテン越しに日の当たる窓辺などで育てるのがお勧めです。
今回のまとめ
１）シクラメンの紹介
２）シクラメンの３つの種類と特徴
３）シクラメンの植え替えのメリット・必要性とは
４）シクラメンの植え替えの適切な時期とは
５）シクラメンの植え替えに用意すべき５つのグッズ
６）シクラメンの植え替えの４つのステップ
７）シクラメンの植え替えで特に注意すべきこと
８）シクラメンを健康的に栽培する２つのコツとは
