昔から体に良いといわれているどくだみ。どくだみ茶として飲むのが一般的とされていますが、その詳しい効能について知っていますか?どくだみの栄養素や、どくだみ茶を飲むことによって、体にどんな良い効能があるのかについて詳しくご紹介していきます。
どくだみを知ろう!8大効能と効果的な摂取方法とは?
1)どくだみの紹介
(1)どくだみとは
どくだみは野山や空き地、道端の湿った場所に好んで生える多年草で、独特の臭気があります。昔から優れた薬草として知られており、十薬という生薬名がつけられています。日本では雑草の類とされていますが、欧米では原種を含めさまざまな品種が大切に栽培されています。
(2)科目・原産地
科目:コショウ目ドクダミ科
原産地:日本を含む東アジア・東南アジア
(3)草丈・開花期
草丈:20cm~30cm
開花期:6月~7月
(4)名前の由来
「毒を矯める・止める」または「毒や傷みに効能がある」という意味の「毒痛み」が由来とされています。
2)種類の解説!どくだみのつの種類と特徴の違い
(1)ヤエノドクダミ
別名を「八重咲」といい、一見花びらのような白い小苞片が密に重なり合って、ピラミッドのような形をしているのが特徴です。
(2)五色ドクダミ
別名を「トリカラー」または「カメレオン」といい、名前の通り日当たりなどの環境条件によって色の出方が異なるのが特徴です。
(3)錦ドクダミ
五色ドクダミよりも小型で、白い部分が多いのが特徴です。日当たりのよい場所などで赤く色づくと、より華やかに美しく見えます。
(4)ジョーカーズ・ゴールド
明るい黄金色の斑入り葉が特徴的な品種です。
(5)フレーム
覆輪模様が特徴的な複色葉です。
3)ここがポイント!含まれる代表的な4つの栄養素とは
(1)クエルシトリン
ポリフェノールの一種で、脂肪の蓄積の抑制や血行促進、利尿作用や抗炎症作用があるとされています。
(2)デカノイルアセトアルデヒド
どくだみの葉の臭いの元となる成分で、強い殺菌や抗菌作用があります。乾燥や加熱によって蒸発しやすい性質を持つため、生のどくだみにのみ含まれています。
(3)クロロフィル
皮膚の再生を促進する効果がありますが、デカノイルアセトアルデヒド同様に生のどくだみでのみその効果が得られるとされています。
(4)ミネラル類
カリウムを始めとして、マグネシウムや亜鉛、鉄、カルシウムなどの数多くのミネラルが豊富に含まれています。特にカリウムの含有量が多いとされ、利尿を促進して新陳代謝を活発にする働きがあるとされています。
4)要チェック!どくだみ茶に期待できる8大効果とは
(1)生活習慣病の予防
どくだみに含まれるイソクエルシトリンなどのフラボノイド類には、高血圧などの生活習慣病を予防する働きがあるとされています。そのため、血液をサラサラにし、血圧を下げ、動脈硬化を予防すると言われています。
(2)骨粗しょう症予防
どくだみに含まれるカルシウムにより、骨粗しょう症の予防効果があるとされています。
(3)アレルギー体質の改善
どくだみの持つデトックス効果により、花粉症やアトピー性皮膚炎などの症状の改善があると言われています。
(4)膀胱炎の改善
どくだみの持つ強い利尿作用により、膀胱炎に効果があるとされています。
(5)便秘の解消
どくだみに含まれるクエルシトリンには、便を柔らかくする働きがあるため、便秘を改善する効果があるとされています。
(6)貧血予防
どくだみに含まれる鉄分により、貧血予防になるとされています。
(7)むくみの解消
どくだみのデトックス効果により、むくみの解消の効果があるとされています。
(8)ニキビ予防
どくだみの成分であるデカノイルアセトアルデヒドには強力な殺菌・抗菌作用があるといわれています。そのためニキビ予防の効果があるとされています。
※どくだみ茶の一日の摂取目安量は一杯程度です。体に良いからといってあまり飲み過ぎると、腹痛や下痢の原因となってしまいますので摂取し過ぎには注意しましょう。
5)どくだみ茶と一緒に摂取したい3つの食材とは
(1)お肉
肉食は食べ過ぎると腸の悪玉菌を増やして、便秘になったりがん細胞が出来やすい状態になってしまいます。そのため、便秘に効果のあるどくだみ茶を一緒に摂取するのがおすすめです。
(2)サラダ
ヘルシーなサラダと一緒にどくだみ茶を摂取すると、よりダイエット効果になっておすすめです。
(3)乳製品
肉類同様に、乳製品も摂り過ぎると腸内で悪玉菌を増やしてしまいます。そのため、一緒にどくだみ茶を摂取すると良いでしょう。
6)オススメの摂取方法!効果的な3つの摂取方法とは
(1)どくだみ茶
どくだみを摂取するのに最も簡単で一般的な方法として、どくだみ茶がおすすめです。毎日一杯の摂取を続けていくことにより、個人差はありますが効果が期待できます。
(2)どくだみ餅
どくだみを生のままで食べるのは抵抗があるという人には、ヨモギ餅のようにお餅にどくだみを練り込んで食べるのがおすすめです。
(3)どくだみ風呂
入浴剤にどくだみを入れたりしてお風呂に浸かることで、血流が良くなり消炎効果も期待されます。特に擦り傷の改善にも効果が発揮されるのでおすすめです。
※きれいなハサミでお茶っ葉程度の大きさにカットしたら、缶やタッパーなどの湿気から守ってくれる入れ物に入れて保存しましょう。保存中は湿気に十分注意します。
今回のまとめ
1)どくだみの紹介
2)種類の解説!どくだみのつの種類と特徴の違い
3)ここがポイント!含まれる代表的な4つの栄養素とは
4)要チェック!どくだみ茶に期待できる8大効果とは
5)どくだみ茶と一緒に摂取したい3つの食材とは
6)オススメの摂取方法!効果的な3つの摂取方法とは