イチョウの葉に驚くべき効能が?期待できる5大効能とは

イチョウの葉

イチョウといえば、秋には葉が黄色く紅葉し、銀杏の実をつけることでおなじみの木ですよね。道路や公園でよく見かけるイチョウの木ですが、実は葉っぱには、体に良い成分がたくさん含まれているのです。今回はイチョウの葉の効能についてご紹介していきます。






目次

イチョウの葉に驚くべき効能が?期待できる5大効能とは


1)イチョウの解説

(1)イチョウとは

イチョウは落葉高木で、成長すると高さが30m近くにもなります。晩秋に葉が黄色く色づき、冬には落葉します。雄木と雌木があり、一つの木に雄花と雌花の両方は咲きません。雄木は雄花のみ、雌木は雌花のみを咲かせるのが特徴です。雌花は花が終わると種子を付け、秋になるとオレンジ色に熟して地面に落ち、悪臭を放ちますが、これがいわゆる「銀杏」です。成長が早く、寒さや大気汚染にも強いため、全国のあちこちで街路樹や公園樹として植えられています。

(2)科目・原産地

科目:イチョウ目イチョウ科

原産地:中国

(3)草丈・開花期

草丈/樹高:20m~30m

開花期:4月

(4)名前の由来

中国で、葉の形がカモの水かきに似ているところから、「鴨脚(イチャオまたはヤチャオ)」と呼ばれており、これが日本へ入って「イチョウ」と呼ばれるようになりました。

2)イチョウの葉にも種類がある? 特徴の違いとは

イチョウは1属1種ですが、中には葉や種子が通常と異なる種類がいます。

(1)オハツキイチョウ

葉の形は通常のイチョウと同じく扇形をしていますが、葉の縁に種子が付く特徴があります。

(2)オチョコバイチョウ

「オチョコ」という名の通り、葉の両端がくっついてラッパ状になっており、お猪口のような形をしている種類です。

(3)ミツカドギンナン

タネの殻には通常2本の稜がありますが、この種類には3本あるのが特徴です。

(4)斑入りイチョウ

葉に白い筋状の斑が不規則に入るのが特徴の種類的な種類です。

3)イチョウの葉ってどうやって摂取するの?

通常イチョウの葉は、他の茶葉のように、自分で採取して水洗いと乾燥をさせて作るものではありません。大抵は健康食品や、サプリメントとして摂取する形になります。もし一からイチョウの葉で作ろうとすると、イチョウの葉に含まれるかぶれ成分や、アレルギー成分などを細かく取り除かなければならないため、素人には難しい作業になります。

4)要チェック!イチョウの葉に含まれる代表的な栄養素とは

(1)フラボノイド

フラボノイドはポリフェノールのひとつで、植物に含まれる色素や苦み、辛み成分をいいます。種類によって作用や特徴は細かく異なりますが、強力な抗酸化作用を持つものが多いです。主にサプリメントなどで摂取されることが多いです。

(2)ギンコライド

ギンコライドは、イチョウの葉に特有の香り成分で、イチョウ葉エキスと言われるものです。強力な抗酸化作用を持っており、日本ではサプリメントとして利用されるほか、ドイツやフランスなどのヨーロッパでは医薬品としても扱われています。

カーテンを開けている女性

5)イチョウの葉に期待できる5大効能とは

(1)全身の血流増加作用

イチョウの葉に含まれるフラボノイドには、血管拡張作用や血小板凝集抑制作用、また強い抗酸化作用があります。これらの作用により、全身の血流が増加し、とくに脳血流を増加させる作用が期待されます。

(2)うつ病改善

フラボノイドに含まれる血管拡張作用によって、うつ病改善に効果があるとされています。抗うつ薬の代替として使用されることもあり、抗生物質などの化学物質にアレルギーがある人にも効果的です。

(3)認知症予防

イチョウの葉に含まれるギンコライドの作用によって、記憶障害の改善に効果があるとされています。そのため、アルツハイマーや認知症予防、または改善が期待されています。

(4)生活習慣病の予防

イチョウの葉に含まれるフラボノイドの抗酸化作用によって、体内の活性酸素を抑制・除去してくれます。その働きにより高血圧や動脈硬化を防ぎ、血管の老化が原因で起こる生活習慣病の予防や改善効果があるとされています。

(5)貧血予防

イチョウの葉に含まれるフラボノイドの血管拡張作用によって、全身に血液と酸素が滞りなく循環することで、貧血の予防に効果的とされています。

6)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい2つの食材

イチョウの葉は、基本的にはサプリメントの形で摂取することが多いと思います。そのため、食事として一緒に摂取するよりも、食前や食後にサプリメントを摂取する方法がおすすめです。

(1)緑黄色野菜

カボチャやニンジンなどの色の濃い野菜は、強い抗酸化作用を持っています。イチョウの葉と一緒に摂取することで、相乗効果が期待出来ます。

(2)大豆

大豆には食物繊維が多く含まれています。食物繊維にはコレステロール値を下げたり、有害物質を排出する働きがあり、生活習慣病の予防になるといわれています。一緒に摂取することによって、より生活習慣病の予防効果が期待されます。

7)どんな摂取が効果的?効果的な食べ方・飲み方とは?

イチョウの葉は、基本的にはサプリメントの形で摂取することが多いです。そのため、サプリメントに記載されている用法と容量に従って毎日摂取することで、持続的な効果が期待出来ます。

8)知っておこう!イチョウの葉の摂取での注意点とは?

イチョウの葉を摂取する際には、健康食品やサプリメントとして摂る形が多いため、基本的には大きな問題はありません。しかし、人によっては摂取した後で胃の不調や頭痛、めまいや便秘、出血量の増加などの副作用がある場合があります。

そのため、摂取後に異変がある時にはただちに飲むのを止めましょう。また、もし自分でイチョウの葉を摂取して飲む際には、「ギンコール酸」という成分を取り除かないとアレルギー反応を起こす恐れがあります。






今回のまとめ

1)イチョウの解説

2)イチョウの葉にも種類がある? 特徴の違いとは

3)イチョウの葉ってどうやって摂取するの?

4)要チェック!イチョウの葉に含まれる代表的な栄養素とは

5)イチョウの葉に期待できる5大効能とは

6)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい2つの食材

7)どんな摂取が効果的?効果的な食べ方・飲み方とは?

8)知っておこう!イチョウの葉の摂取での注意点とは?

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