ホホバオイルの7大効能がすごい!肌に嬉しいそのワケ

ホホバオイル

様々な化粧品にもよく配合されているホホバオイル。実は非常に効能が多く、その万能性・効果の高さから「砂漠の宝物」とまで呼ばれているのです。また安全性が高く、どんな肌質の方にも安心してお使いいただけます。

今回はそんなホホバオイルの効能、使用のコツ、注意点等をご紹介します。






目次

ホホバオイルの7大効能がすごい!肌に嬉しいそのワケ


1)ホホバオイルの紹介

ホホバオイルは「キャリアオイル」です。キャリアオイルとは、アロマセラピーでマッサージオイル等を作る時に、精油(エッセンシャルオイル)の原液を希釈する為のオイルです。精油は濃度が高すぎて、原液のままでは皮膚に直接使用する事が出来ない為、キャリアオイルが必要になるのです。

(1)ホホバオイルとは 

ホホバという植物の種子から採取したキャリアオイルです。キャリアオイルとしては最も一般的で、値段も安価です。ベタつきが少なく、浸透力や保湿力に優れています。また安定性が非常に高く、半永久的に腐らないと言われる程です。

(2)科目・原産地 

ホホバはシモンジア科シモンジア属です。アメリカ南西部からメキシコ北部が原産地です。

(3)草丈・開花期 

ホホバの樹の樹高は2メートル程になります。春に黄色い花を咲かせます。

(4)名前の由来 

ホホバの科名・属名であるシモンジアは英国の植物学者、シモンズに因んだものです。

2)ホホバオイルに含まれる代表的な3つの栄養素

下記の栄養素は、非加熱の方法で抽出されたホホバオイルにのみ含まれています。生産効率を上げる為に加熱処理を施されたホホバオイルでは、これらの栄養素は壊れてしまっていますので注意してください。

非加熱のホホバオイルの見分け方は、鮮やかな金色をしているかどうかです。一方、加熱処理されたホホバオイルは透明な色をしています。尚、食品ではない為1日の摂取目安量等については省いています。

(1)ビタミン類

皮膚の角質化・乾燥を防ぐビタミンA・頭髪の再生を促進するビタミンD・細胞の活性化や血流促進効果のあるビタミンEが豊富に含まれています。

(2)アミノ酸

お肌の主成分であるコラーゲンを作る原料になったり、乾燥を防いだりするアミノ酸も多く含まれています。

(3)ミネラル

シミ・そばかすを防いだりアンチエイジングに効果のあるミネラルも豊富です。

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3)ホホバオイルに期待できる7大効能

(1)若々しい肌を保つ

皮膚は固くなると、角質化する、ニキビ・シミが出来る、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)を遅らせる、はたまたセルライトの原因になる等、様々な困った状態を引き起こします。ホホバオイルには皮膚を柔らかくする効果がある為、これらの状態を防ぎ、かつハリと弾力性も持った若々しい肌を保つ事ができます。

(2)ニキビ・吹き出物を予防する

ホホバオイルには優れた殺菌作用がある為、クレンジングに使用すればニキビや吹き出物を効果的に防いでくれます。

(3)高いアンチエイジング効果

ホホバオイルに多く含まれるビタミン類は、優れた抗酸化作用を持っています。その為シミやしわの生成を防いだり、お肌の新陳代謝を高めてくれます。

(4)頭皮・髪のトラブルの改善

ホホバオイルを含んだトリートメントを使うと、保湿効果と適度な油分が髪を健康に保ってくれます。また頭皮を柔らかく保つ効果もある為、抜け毛・フケ・かゆみ等の頭皮の様々な悩みを解決してくれます。

(5)日焼けによるトラブルの防止

ホホバ自体が過酷な環境にさらされても平気なとても強い植物である為、お肌を紫外線や乾燥から守る効果も非常に高いです。日焼け防止効果と、日焼け後の肌の炎症を抑える効果の両方が期待できます。

(6)皮膚炎・アトピーの改善

ホホバオイルは医療機関でも、炎症やかゆみを抑える効果を活かして皮膚炎やアトピーの治療に使用されています。

(7)赤ちゃんの敏感肌へのトラブル対策

ホホバオイルは赤ちゃん・また成人の方でも、敏感肌対策に使える優しいオイルです。おむつかぶれやお肌のひび割れにも効果を発揮します。

4)種類の解説!ホホバオイルの2つの種類と特徴

ホホバオイルは上記で説明したように、非加熱のまま抽出された物と加熱処理を施された物の2種類があります。

(1)ゴールデンホホバオイル

非加熱で製造された物がこのゴールデンホホバオイルです。名前の通り鮮やかな金色をしています。ホホバオイルに含まれている貴重な成分が壊れずにすべて残っているのが特徴で、様々な効能が期待できます。

(2)クリアホホバオイル

加熱処理を施されたホホバオイルをこう呼びます。色は無色透明になり、栄養素は無くなってしまっています。ですが全く効能が無くなっているかと言うとそうではなく、肌を柔らかくしたりする効果は健在です。ゴールデンホホバオイルでは効き目が強すぎたり、お肌に合わなかった方でもこちらなら大丈夫、というケースもありますし何しろ安価ですので、ホホバオイルを最初に試してみるにはむしろお勧めと言えるでしょう。

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5)効果的なブレンドを!一緒に試したい5つのオイルとは

ホホバオイルに他のオイルをブレンドして使うと、より効能が増して便利に使う事が出来ます。ただし混ぜる割合はホホバオイル9に対して他のオイル1、というように少量にしておきましょう。あまり他のオイルの量を増やすと、せっかくのホホバオイルの低刺激性であるという特徴が無くなってしまいます。

ブレンドした効果はゆっくり現れて来るものと心得ましょう。更に、オイルは人によって肌に合うか合わないかの個人差が強いものです。ブレンドするオイルでは必ずパッチテストを行い、自分の肌に害が無いかをきちんと確かめてから使用してください。

(1)オリーブオイル・高オレイン酸ひまわり油

ホホバオイルにオリーブオイルをブレンドすると、乾燥肌を防ぐ効果が期待できます。オリーブオイルのみを身体に塗ろうとすると窮屈感がある上に、後から蒸しタオルでよく拭き取らなければならないという手間がかかりますが、ホホバオイルに混ぜる事によりその欠点が改善されます。また食用ではない、美容用の高オレイン酸ひまわり油も乾燥肌に有効です。

(2)グレープシードオイル

ニキビやオイリー肌の悩みには抗炎症作用や美白作用のあるリノール酸を多く含んだ、グレープシードオイルがお勧めです。

(3)ローズヒップオイル

美白作用を高めたいなら、何と言ってもローズヒップオイルです。シミの原因であるメラニン色素の生成を抑えるビタミンCをオレンジの20倍も含んでいます。ロースヒップオイルには酸化しやすいという欠点がありますが、ホホバオイルと混ぜれば長持ちするようになります。

(4)アルガンオイル

むくみ解消、またアンチエイジング効果を狙うには抗酸化作用のあるビタミンEが豊富なアルガンオイルをブレンドしましょう。高オレイン酸ひまわり油も加えれば更に効果が増強されます。

(5)月見草油・ボラージオイル

アトピー対策に最適なブレンドです。どちらもアトピーの皮膚炎やかゆみに有効とされるγリノレン酸を多く含んでいます。

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6)オススメの活用方法!効果的な7つの活用方法とは

(1)化粧水として

洗顔後や入浴後、化粧水の後に3・4滴、ホホバオイルを内側から外側に向かって伸ばします。ホホバオイルは水分との相性がとても良い為、ベタつき等もなくお肌にすっと馴染んでくれます。オイルを直接付けることに抵抗がある場合は、化粧水や乳液と混ぜてから使っても良いです。

(2)クレンジングとして

ホホバオイルは大変クレンジングに向いています。それは分子構造が小さく浸透力に優れている為で、汚れやメイクだけでなく、ニキビや吹き出物の原因になる雑菌からもお肌を守ってくれます。また保湿作用も高い為、お肌に必要な油分まで落とし過ぎるという事がありません。

(3)バスオイルとして

ホホバオイルはマッサージオイルとしても最適ですが、最も効果的なのは入浴剤として使用し、温まり柔らかくなった肌をマッサージすることです。この方法は新陳代謝を促すのに大変効果的です。

(4)ヘアケア用品として

ホホバオイルはシャンプー前に頭皮のマッサージに使うと、油汚れを浮き上がらせて落としやすくしてくれます。またシャンプー後のトリートメントとしても使用できます。髪をドライヤーで乾かす前に、1、2滴ずつ手に取って毛先から少しずつ付けていきましょう。ただし付け過ぎには注意です。

(5)日焼け止めとして

市販の強力な日焼け止めと比べると穏やかな作用になりますが、ホホバオイルは日焼け止めとして使用できます。余分な添加物等が入っていないので、安全に使用する事が出来ます。また日焼け後のお肌には速やかな水分補給が不可欠ですが、ホホバオイルは強力な保湿効果も持ち合わせている為、アフターケアにも最適です。日焼け後の気になる場所にたっぷりと塗りましょう。

(6)アトピーのケアとして

アトピーの原因は未だはっきり分かってはいませんが、様々なアレルギー物質はアトピーにとって大敵です。ホホバオイルはアレルギー元になる可能性のある防腐剤や酸化防止剤等の添加物を一切使用していない為、アトピーの方のスキンケアに最適です。またアトピーの原因物質として幾つかのバクテリアが疑われていますが、ホホバオイルはそれらのバクテリアを殺菌したり、お肌への侵入を防ぐバリアとなる等の様々な有益な効果をもたらしてくれます。

(7)赤ちゃんのスキンケアとして

赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。余計な添加物の含まれていないホホバオイルは、そんな赤ちゃんのスキンケアにも最適です。マッサージやおむつかぶれのケア等に積極的に取り入れたいものです。冷たいオイルを突然塗ると赤ちゃんは驚いてしまう為、お母さんの手の平に載せてゆっくりと人肌まで温めてから優しく塗ってあげてください。

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7)要注意・・使用する上での3つの注意ポイント

(1)低温に注意する

ホホバオイルは低温の環境に置くと白濁したり固まってしまいます。保管は温かい場所で行いましょう。ですが品質に影響は無く、温めて元の状態に戻せば引き続き使用する事が可能です。ホホバオイルは300℃の高温でも変質しないオイルですので、固まったものは容器ごとお湯につけて溶かして問題ありません。

(2)必ずパッチテストを

どんなにお肌に優しいオイルと言えども、お肌には個人差やその日のコンディションという物があります。特に赤ちゃんに使用する場合には念には念を入れた方がよいです。使用の前に必ずパッチテストを行って安全を確認しましょう。

(3)食用には用いない

一番大切な注意事項です。時折、ホホバオイルは食用に用いても健康効果があるという情報を見かけますが、その情報は全くのデマと言えるでしょう。ホホバオイルは便宜上オイルと呼ばれていますが実は植物性ワックスです。ホホバワックスは食用に適さないという事が、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)のラットによる動物実験の結果により判明しています。決して偽情報に惑わされないようにしましょう。

ただし、クレンジング時に軽く口に入ったり、赤ちゃんがマッサージ後の身体をなめてしまったというようなケースでは無害である事が証明されていますので、その点は心配せずにご使用ください。






今回のまとめ

1)ホホバオイルの紹介

2)ホホバオイルに含まれる代表的な3つの栄養素とは

3)ホホバオイルに期待できる7大効能とは

4)種類の解説!ホホバオイルの2つの種類と特徴

5)効果的なブレンドを!一緒に試したい5つのオイルとは

6)オススメ活用方法!効果的な7つの活用方法とは

7)要注意・・使用する上での3つの注意ポイント

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