モンステラは成長が早く、初心者でも育てやすい、頑丈な植物です。南国を思わせる、独特の葉の形からも室内に置くインテリアとしてはもちろん、金運アップのアイテムとしても大人気です。
モンステラについて、植え付けや手入れなどの育て方・増やし方・剪定や病気等についてお伝えします。
モンステラの育て方!5つの栽培のコツとステップ
1)モンステラの紹介
(1)モンステラとは
モンステラとは熱帯地域で育つ植物で、種や挿し木で育てることが出来ます。メインは室内で育てる植物であり、ハワイでは幸運を呼ぶ、神聖な植物として人気があります。
(2)科目・原産地
科目はサトイモ科モンステラ属で、原産地はアメリカの熱帯地域です。種類は約30種類あると言われており、種類によって草丈は違います。開花期は、最も成長する7~9月に花がつきやすいとされています。
(3)由来
名前の由来は、ラテン語で、怪物を意味するモンストラムから来ていますが、はっきりとはわかっていません。
(4)期待できること
モンステラの良いところは、初心者でも育てやすい丈夫な植物であり、金運はもちろん、様々な運を呼び込むことができるというところです。
2)モンステラの種類と特徴の解説
モンステラは約30種類以上あると言われており、成長するにつれて、葉に切れ込みが出来て、独特の面白い形になります。今回はその中でも馴染みのある2種類を紹介します。
(1)デリシオサ
一般的には、モンステラとはこの品種をさします。葉の大きさは、約80cmにもなり、つるの長さは6mにも成長する、大型の品種です。
(2)モンステラデリシオサコンパクタ
成長が遅く、葉が巨大化しないので、成長しすぎると困るという方におすすめの品種です。
3)モンステラを育てる難易度及び耐寒性とは
(1)耐寒性とは
まず、耐寒性について説明します。耐寒性とは、簡単に言えば、寒さに強い性質をもつということです。一般的的には、10度以下でも問題なく冬を越えられる種類を、耐寒性が高くて育てやすいと言われています。
(2)モンステラを育てる難易度
モンステラの他の多くの植物の違いをあげるとすれば、熱帯地域が原産地なので、高温多湿、感乾燥に強く、熱帯地域が原産なのに、5度以上であれば枯れない、耐寒性の高さを持っている、非常に丈夫で、初心者でも育てやすい植物です。
4)モンステラを育てるのに用意するグッズ
怪我からてを守るため、必ずガーデニンググローブをしてください。モンステラを増やす方法として、挿し木がありますので、選定用のハサミもあれば良いでしょう。
種まきから育てる場合、種と土を受けるため、セルトレーやポリポットを用意して下さい。土は、ピートモスと赤玉土を用意して下さい。
成長後に欠かせないのが肥料ですが、室内で育てる場合、臭いの少ない化成肥料を用意すると良いです。しかし、水で薄めてまくだけで簡単に使える液体肥料を用意するのももう一つの手です。
5)モンステラの栽培ステップ
モンステラは様々な方法で栽培できますが、モンステラを種から育てるのに必要なステップをまずは説明させていただきます。
(1)ステップ1
種を一晩水につけます。
(2)ステップ2
ピートモス単体もしくは赤玉土とピートモスを半々にした土を用意して、セルトレーもしくはポリポットに土を敷きます。
(3)ステップ3
種を一つずつまきます。
(4)ステップ4
土が乾かないように水をあげ、涼しい日陰で保管します。
(5)ステップ5
2~3週間ほどで芽が出たら、室内の日の当たる場所へ保管します。
(6)ステップ6
本葉が3~4枚になったら、鉢へ植え替えます。
6)モンステラを効果的に育てる5つのコツ
(1)鉢植えのコツ
ここでは鉢植えする場合の様々な方法を紹介します。
・ステップ1
赤玉土5:ピートモス3:腐葉土2とともに化成肥料を混ぜ、鉢のそこへ軽石を敷いて、土をかぶせて、一週間ねかせる。
・ステップ2
苗を植え付け、土をかぶせて、手で土を叩いて隙間を無くし、たっぷりと水をあげます。
・ステップ3
半日陰の場所へ置き、適度に日に当たるようにします。
(2)水やりと肥料
水やりは、土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出てくるくらいにあげます。但し、冬は水のあげすぎにより、根ぐされを起こして枯れたりしますから、冬は土が乾いたと感じてから1~2日ほど時間を空けてから水をあげてください。
肥料は、5~9月に化成肥料を2ヶ月に1回あげますが、冬は必要ありません。また、手軽に使える液体肥料が大変便利なので、薄めた液体肥料を一週間に一度与えても構いません。
(3)日当たりと置場所
モンステラは、日光が直接当たらない、半日陰を好むので、室内で育てるならば、カーテン越しの窓際に置くのが良いです。
(4)モンステラの増やし方
気温が20~25度になる6~7月に行うのがおすすめです。
・ステップ1
培養土とバーミキュライとか、ピートモスを混ぜた土を鉢へ入れます。
・ステップ2
気根のついた茎を2~3節程の長さで切り取り、葉を2枚ほど残します。気根とは、茎から出る、根のようなもので、モンステラの特徴でもあります。
・ステップ3
葉から水が蒸発するのを防ぐため、葉を半分に切ります。そして、下部の1~2節までを土にさします。
・ステップ4
土を乾燥させないよう水やりを行い、日向で管理すると根っこが張ります。
・ステップ5
本葉が3~4枚ほど出たら、鉢へ植え替えてください。
(5)病害虫対策と健康的に育てるコツ
乾燥しているときにハダニが発生しやすくなります。発生前であれば、葉っぱに霧吹きをするだけでかなり防げますが、発生した場合は、市販のマラソン乳剤で除去します。
マラソン乳剤は、ホームセンターで購入出来ます。
カイガラムシがついた場合は、歯ブラシ等、物理的な方法で取ります。理由は、カイガラムシは成虫になると殻におおわれるため、薬がききにくいからです。
7)モンステラを育てるときに特に注意するべき事
(1)切り口に注意
モンステラの切り口からは、しゅう酸カルシウムという毒素が染み出てくるのですが、それが皮膚につくとかぶれや炎症をおこすので、注意が必要です。
必ずガーデニンググローブをつけて作業を行いましょう。またお子様やペットにも注意が必要です。
8)モンステラの成長後の楽しみ方
(1)お好みの大きさに育てられる
モンステラは、育て方によって、ダイナミックにも、コンパクトにも育てれる、カスタマイズ性が有りますから、慣れてきたら、色んな育て方を楽しむことが出来ます。
9)モンステラを育てる魅力とは
(1)とても縁起が良い
モンステラは、ハワイ語で、水が湧き出ると言う意味があり、神聖なものとして扱われています。風水学的にも大変良い植物で、玄関に置くと金運アップ、キッチンに置くと健康運をアップすることが出来ます。
また、寝室に置くと、翌日エネルギッシュになれるとも言われています。
今回のまとめ
1)モンステラの紹介
2)モンステラの種類と特徴の解説
3)モンステラを育てる難易度及び耐寒性とは
4)モンステラを育てるのに用意するグッズ
5)モンステラの栽培ステップ
6)モンステラを効果的に育てるコツ
7)モンステラを育てるときに特に注意するべき事
8)モンステラの成長後の楽しみ方
9)モンステラを育てる魅力とは