ネギには、薬味として料理には欠かせないものです。また、冬場には鍋には必ず入ってくる野菜の一つです。強力な殺菌力で、風邪の引き初めには長ネギを食べるだけではなく首に張り付けて風邪を撃退する効果がありますよね。
今回はそんなネギの育て方・栽培のコツをご紹介します。
ネギの育て方解説!3つの栽培のコツとステップとは
1) ネギの紹介
(1) ネギとは
野菜として栽培されるねぎは、白ネギ(根深ネギ)と青ネギに大きく分かれます。その他にネギと玉ねぎの雑種で「ワケギ」、細い「あさつき」、「芽ネギ」などあります。それぞれの特徴を生かした料理に使われ、薬効が期待できるので全国で食されています。
(2) 科目・原産地
ユリ科ユリ属または、ネギ科ネギ属です。植物の分類学上の違いらしいです。中央アジア原産ですが、中国が原産ともいわれています。
(3) 草丈・開花期
草丈は、30センチから70センチとそれほど大きくはなりません。
(4) 名前の由来
日本でも古くから栽培されており、栽培され始めた頃は葱(き)と呼ばれていたのが、根を食べることから根葱(ねぎ)と呼ばれるようになりました。
(5) 耐寒性・耐影性・難易度
種類によって違うが、暑さ寒さに強く日当たりの良い場世を好むので影では青みが薄くなります。土のpHに気を付けると、難しくなく良く育ちます。最初は、ブレンドされた土を購入しましょう。
(6) 期待できる効能効果
風邪をひいたら長ネギを食べると早く良くなります。ねぎに含まれるビタミンC、カルシウム、鉄が風邪の予防にも効果があります。貧血予防、高血圧予防、動脈硬化予防、何よりうれしい老化予防にも効果があります。
2) ネギの6つの種類と特徴
良く知られた6種類を紹介します。
(1) 白ネギ(根深ネギ・長ネギ)
東日本で一般的なネギ。太くて白い部分が多く白い部分を加熱して食べます。加熱すると甘味がでておいしく食べることができます。
(2) 青ネギ(葉ネギ・万能ネギ)
西日本で多く食べられています。炒め物や麺類の薬味、お好み焼きにも多く使用されます。
(3) 九条ネギ
京都特産のネギです。和え物、薬味、鍋に最適のネギです。
(4) 下仁田ネギ
群馬県特産の白ネギです。白い部分が5センチくらいと太いのが特徴です。鍋物、すき焼き、炒め物にむいています。加熱されると甘くなります。
(5) あさつき
いわゆる細ネギと言われるものです。麺類の薬味に使われます。
(6) ワケギ
ネギと玉ねぎの交雑したものです。辛味や香りがきつくないので、みそ和えなどとして食されます。
3)ネギを育てるのに用意する3つのグッズ
(1) プランター
ネギは、プランターで育てると収穫も簡単にできるのでおすすめです。
(2) スコップ
種をまいた後、間引きをしたりするのと、間引いたネギをまた別のプランターに移すのに小さめのスコップがあると便利です。
(3) 土
土つくりが難しいのですが、初心者の方でしたらホームセンターで土は、元肥入りの培養土が売られていますのでお勧めします。
4)ネギの3つの栽培ステップ
(1) プランターに培養土を入れ種をまく
水で湿らせた培養土にくぼみを作って、種を15粒ずつまくと良いでしょう。
(2) ネギが育ってきたら間引く
15センチほどに育ったら、間引いて苗を植え付ける準備をします。
(3) 苗を横に植え付ける
プランターの真ん中に溝を作って、4センチくらいの間隔で苗を並べてから土をかけます。
5)ネギを効果的に育てる3つのコツ
(1)プランターに植え付ける時の注意
苗をプランターに植え付ける時に、ネダニ予防の為に陰干しして乾燥させてから植えます。
(2) 一度に多くの土をかけすぎない
たくさんの土がようにしましょう。深さ25センチから30センチほどの溝を掘った後。ネギを溝の片側に並べて土を2センチほどかけます。土をかけすぎると、育ちが遅れます。
(3) ネギ坊主は、見つけたらすぐに摘み取る
ネギ坊主は、ネギの花です。そのままにすると、花が咲き実をつけてネギが硬くなります。
6) 要注意!栽培する上で特に注意すべきこと
(1) 苦土石灰を散布
苦土石灰を散布して土のpHの調節が必要ですので、最初はブレンドした土を使いましょう。
(2) 間引き
間隔が4センチくらいになるように間引きましょう。間引くことで生育が良くなります。間引いた苗は他のプランターに移すと良いでしょう。
(3) 水やり
土の表面が白っぽく乾いてきたときにやります。あまり水をやりすぎると、根腐れしてしまいますので気を付けましょう。
(4) 害虫を見つけたら、すぐに捕殺
ネギにつく害虫はネギアブラムシがいます。すぐに捕殺してネギを守りましょう。また、駆除剤を使って対策を行いましょう。
7) ネギを保存する場合の3つのポイント
(1) 湿らせた新聞紙にくるんで冷暗所で保管
適度な湿度がネギを長持ちさせます。
(2) ラップで包んで冷蔵庫で保管
食べやすい大きさにカットしてからラップに包みます。食べる量だけすぐに鍋やみそ汁に使うなどしてすぐに料理に使えます。
(3) みじん切りにして冷凍
みじん切りで冷凍にしておくと、薬味としてすぐに使えます。みそ汁やお好み焼きに手軽に入れることができます。
8) ネギを育てる魅力!他の野菜との違いとは
(1) 料理をするのが楽しくなる
ネギを使った料理は数多くあります。すき焼きや鍋に使うのはもちろんですが、炒め物にして卵で絡めるなどすると風邪予防にもなる料理です。
(2) 長期間栽培できるので一年中収穫
収穫時期が一年中と長いので、季節の料理にいつでも使えます。
(3) 薬効が多いので薬いらず
風邪予防に絶大な効果を発揮するねじですので、常備菜として栽培しておきましょう。一年中食べることで免疫が上がり老化防止に効果がありますので、若々しく過ごせます。
今回のまとめ
1) ネギの紹介
2) ネギの6つの種類と特徴
3) ネギを育てるのに用意する3つのグッズ
4)ネギの3つの栽培ステップ
5)ネギを効果的に育てる3つのコツ
6)要注意!栽培する上で特に注意すべきこと
7)ネギを保存する場合の3つのポイント
8)ネギを育てる魅力!他の植物との違いとは