【ネオレゲリア】育て方&栽培の上手なポイント8選

ネオレゲリア

ネオレゲリアは熱帯地方が原産のパイナップル科の植物です。葉の中央部分に小さなかわいい花を咲かせるのが特徴です。お部屋に置くと、色鮮やかな葉がトロピカルな雰囲気を演出してくれます。今回はネオレゲリアの育て方と注意点をご紹介します。






目次

ネオレゲリアの育て方を解説!栽培のコツと注意点

1)ネオレゲリアの紹介

(1)ネオレゲリアとは

ネオレゲリアは南米のメキシコやブラジルなど、熱帯地方に約70種類が分布する着生植物です。ロゼット状に展開する葉は硬く、縁にトゲがあり、中心部に水を溜めます。その水の中に、紫や白い小さな花を咲かせます。熱帯地方の植物なので、常時20~30度の室温で管理する必要があります。

(2)科目・原産地 

科目:パイナップル科ネオレゲリア属

原産地:南米各地

(3)草丈・開花期 

草丈:10~40cm

開花期:主に春から初夏の間

(4)名前の由来 

ネオレゲリアという名前の由来はわかっていません。

(5)期待できる効果・効能

ネオレゲリアは風水の効果が期待できると言われています。細く尖っている葉が、鋭い気を発すると言われ、上に伸びる葉が気を活発にすると言われています。

(6)栽培の難易度・耐寒性・耐影性

耐寒性:弱い

耐影性:普通

難易度:普通

2)種類の違いはあるの?ネオレゲリアの3つの種類と特徴 

(1)ネオレゲリア・ファイヤーボール

ネオレゲリアの中で一番人気があります。葉の中心がワインレッドになり、花は薄紫色です。日光に当てることで赤くなるので、日当たりの良いところに置く必要があります。

(2)ネオレゲリア・スペクタビリス 

原産地はブラジルです。ツマベニアナナスという和名があります。葉の先端がまるで爪のような形をしていて紅紫色になります。花は青紫色です。

(3)ネオレゲリア・カロライナエ

原産地はブラジルです。黄白の縦縞模様のあるトリカラーや、葉の縁が白いフランドリアの種類があります。

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ4選

(1)必要なグッズ

鉢、用土、肥料、剪定ばさみなど

(2)グッズを選ぶ基準

用土は水苔用土またはヤシ殻用土を用意します。肥料は、緩効性のものを使います。

(3)初期費用

2,000~3,000円程度

(4)入手方法

園芸店、100円ショップ、ネット通販など

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

(1)ステップ1: 植え付け・植え替え

花が咲くと株が枯れてしまうので、4月~10月の間に、子株を親株から切り離して植え替えます。また、根詰まりした時には大きめの鉢に植え替えます。

(2)ステップ2: 水やりと肥料

着生植物なので、水は根にやらず、葉に直接与えます。春から秋の間は葉の中央部分に少し水を溜めるようにします。肥料は、緩効性のものを5月~11月の間に、2~3ヵ月に1回程与えます。

(3)ステップ3: 日当たり

年間を通じて、日当たりの良い場所に置きます。直射日光には当てず、少し日陰になる場所の方が良いです。

(4)ステップ4: 増やし方

株分けで増やします。株元付近に細長い茎が伸びて、その先に子株ができます。子株の葉が5、6枚まで増えたら、親株から少し離れたところを切り取ります。切り取った株を大きさにあった鉢に植えます。

5)要チェック!ネオレゲリアを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土の種類・鉢植え 

用土は、水苔用土やヤシ殻用土を使います。根の部分を軽く固定する程度の埋め具合で大丈夫です。鉢に植える場合は周りに小さな砕石を敷くとよいでしょう。

(2)種の巻き方 

ネオレゲリアは株分けで増やします。種をまくことはありません。

(3)剪定・日常の手入れ 

年間を通して、気温と水やりに気を配りましょう。鮮やかな緑色の葉を保てるように、日当たりにも注意してください。下葉が枯れたらすぐに除去しましょう。

(4)肥料・水やり 

ネオレゲリアは水分を葉から吸収するので、霧吹きなどで葉に直接与えてください。春と秋は2週間に1~2回、夏は週に1回程度与えましょう。肥料は5月~11月の間に、緩効性の粒状肥料、または液肥を、2ヵ月に1度程度与えます。

(5)季節ごとの手入れ

ロゼット状の葉の中心部に水を溜めるのは、春から秋の間です。夏は暑さで水が乾いてしまわないように注意しましょう。冬の間は生育しないので水を与える必要はありません。冬は溜まっている水が腐り、枯れてしまうことがあるので、ティッシュなどで吸い取ってください。

(6)日当たり・置き場所 

暖かい場所を好むので、春から秋の間は、室内の明るい場所か、外の日当たりの良い場所に置きましょう。直射日光は葉焼けの原因となり、葉の色が変色してしまいます。冬は室内に入れて管理しましょう。ファイヤーボールなどの赤色系のネオレゲリアは、日光に当たることで鮮明な赤色になるので、年間を通してできる限り日に当てるようにしましょう。

(7)増やし方 

4月から10月の暖かい時期に株分けで増やします。子株の葉が5~6枚ほど成長してから、親株と切り離します。親株に近い位置で切り離すと活着しなので、親株から離れたところを切り取ってください。その後、水苔の用土で活着させて増やしていきます。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ 

ハダニやカイガラムシが発生する場合があるので、時々葉を裏返して確認しましょう。害虫がつくと養分を吸い取られ、葉の色が悪くなります。葉の中央部分が褐色になっていれば、葉枯病にかかっている可能性があります。放っておくと全体に広がり、枯れてしまうので、病気になった部分は早めに切り取りましょう。

ネオレゲリア

6)ここに注意!育てる時に特に注意すべき4つのこと 

(1)気温には要注意

気温が20度以下になったら水やりは少なめにします。10度以下になったら、室内に入れ、葉の中心の水をティッシュなどで吸い取ってください。

(2)直射日光には当てない

ネオレゲリアは、日光に当てる方が葉の色が良くなりますが、直射日光に当たると葉焼けを起こします。少し陰になるように遮光した方が良いでしょう。

(3)水やりは適度に

ネオレゲリアには霧吹きなどで少量の水を直接葉に与えます。春と秋は隔週1~2回程、夏は週に1回程与えれば十分です。葉の中心部に水を溜めますが、やりすぎに注意です。水は溜めたままにせず入れ替えます。冬は葉の状態をみて、乾燥しているようであれば葉に直接少量の水を与えます。

(4)枯葉はこまめに取り除く

下の葉から枯れていくので、枯れた葉があれば取り除きます。その時に無理に引っ張らないようにしましょう。枯れた葉からカビが発生することもあるので、葉の状態をよく観察しましょう。

7)成長後の楽しみって?ネオレゲリアの効果的な用途とは 

ネオレゲリアはトロピカルな雰囲気にあふれています。鉢に入れたネオレゲリアを置くと室内が明るくなるでしょう。ハンギングにすることも可能です。熱帯の植物なので、両生類や爬虫類を飼育するビバリウムの中で育てると、熱帯地方の自然に近い光景を楽しむことができます。






まとめ

1)ロゼット状の葉が特徴で、中央部分にちいさな花が咲く

2)熱帯の植物なので、20~30度の室温で管理する

3)水やりは葉に直接、霧吹きなどで与える

4)花が咲くと枯れるので、子株を切り離して植え替える

5)葉枯病の兆候がみえたらすぐに葉を切り取る

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