サボテンの育て方解説!7つの栽培のコツと注意点

サボテンの寄せ植え

「サボテン」は手がかからず育てやすいというイメージがありますが、でもいざ育ててみると、 枯れてしまったという経験をお持ちの方もいるかもしれません。

今回はサボテンの育て方・グッズ・ステップ・栽培の注意点・成長のコツをご紹介します。






目次

サボテンの育て方解説!7つの栽培のコツと注意点


1) サボテンの紹介

(1)サボテンとは

メキシコを中心に南北アメリカ大陸に2000種以上が知られている多肉植物の 代表で、古くから多くの種類が観賞用に流通しています。

(2)科目・原産地

科目 : サボテン科 

団扇サボテン、柱サボテン、玉サボテンに分けられます。

原産地:南北アメリカ大陸

(3)草丈、開花期

草丈:3センチのものから10mのものまであります。

開花期:3月、7月~8月(種類によって開花期が違う)

(4)名前の由来

サボテンが日本に入ってきたのは16世紀後半、江戸時代のころです。 その頃、日本は鎖国をしていましたが、長崎の出島でオランダとだけ交易をしていました。

そのオランダ人がサボテンを石鹸代わりにして服の汚れや住居を掃除していました。 「まるでシャボテン(石鹸)のような植物」ということで「シャボテン」と呼ばれるようになりました。サボテンの語源は石鹸です。

(5)簡潔な効能など

食物繊維、ビタミン、カリウム、カルシウム、ビタミン類を多く 含む低カロリー健康食材です。 アスコルビン酸が日焼けによるシミの予防にも効果あることが 最近分かりました。

2) サボテンの3つの種類と特徴

(1)団扇サボテン

メキシコ産の多年草の葉はなく新しい茎は平たい楕円形ですが、下部のものは丸く太ります。

(2)柱サボテン

アメリカ南部からメキシコに分布しており、鋭いトゲがあるのが特徴で、光沢のある鮮やかな花を咲かせます。

(3)玉サボテン

丸くコロンとした形なので見た目にもかわいらしく、鮮やかで大きな花も咲かす。主に屋外での生育に適しています。

3) サボテンを育てる難易度・耐寒性とは

(1)サボテンの難易度

他の植物と違いまめに水やりをする必要がないので育てるのが楽なイメージもありますが、実は意外と管理するのが難しい植物。放っておくと腐ったり、乾燥したりして駄目になります。

(2)耐寒性

夏は、太陽の光を吸収して成長します。1年を通して日光が良く当たる場所に置きます。しかし暑さにはあまり強い植物ではありませんので夏場は直射日光に当たらないように注意します。

冬になると休眠しますが、その間も出来るだけ日光が当たる場所に置きます。最低8℃以上必要です。

キッチンガーデニング

4) サボテンを育てるのに用意する6つのグッズ

(1)

底が開いているのを選びます。

(2)

深い鉢を使いたい場合は半分くらい鉢底石を入れます。

(3)

サボテン用の土(軽石ベースの物)

(4)サボテン用の肥料

有機、固形、液肥

(5)割り箸

植替えの際に安定させるために使用します。

(6)手袋

トゲ予防のためです。 100円ショップやホームセンターで購入できます。

5) サボテンの4つの栽培ステップ

(1)ステップ1:種まき

春と秋(または室温20℃以上)

(2)ステップ2:肥料

春と秋に液肥料月2~3回ペース

(3)ステップ3:増やし方

子株を切り取り、1週間~10日程度切り口を乾燥させその後、子株を新しい鉢に植えます。

(4)ステップ4:植え替え

植え替え時期は春または秋の晴れた日にします。

6) サボテンを効果的に育てる7つのコツ

(1)土の種類・鉢植え

排水性が高く適度に栄養があり、通気性が優れている粒が大きく乾いた土。

(2)種の巻き方

底の浅い平鉢に小豆だいの小石を入れ、天日でよく干した川砂を入れたものに、できるだけ等間隔になるように巻き、土をかぶせません。

(3)日常の手入れ

ポイントは、温度・日当たり・風通し日本の夏のような高温多湿は苦手、夏の夜はエアコンの効いた涼しくて除湿されている部屋に置きます。

冬は、室内に置き、日中は日の光の入る窓辺に置きます。年間通して、風通しの良い場所に置きます。

(4)肥料水やり

乾燥に強い種類が多いですが、水やりは重要。水やりは、根元から注ぎ、鉢底から水が流れ出るまで与えます。 肥料は、栽培して1~2年経過した頃、大きくしたい場合に肥料を与えます。

(5)日当たり・置き場所

ベストな場所は、日当たりが良く、湿度が低く風通しの良い場所です。1日3~4時間程度は太陽の光を浴びることができて、雨露に当たらないようにします。

(6)増やし方

挿し木→子株を付け根から切り取り、切り取った切り口を1週間~10日程度切り口を乾燥させ、その後、子株を新しい鉢に植えます。

(7)虫対策・健康的に育てるコツ

比較的多い害虫はカイガラムシ。他にワタムシ、ダニ、ナメクジ、ネジラミ、アブラムシ、アリによる被害もあります。

害虫がついてしまった場合は、専用の殺虫剤で駆除します。また、色が変わった場合は、部分的に切除します。その他では、菌が原因の病気→湿度の多い梅雨時には風通しがよく乾燥している場所に置きます。

ガーデニンググッズ

7) サボテンを育てる時に注意すべき4つのこと

(1)季節によって置き場所を変える

夏は暑くなり過ぎない場所に置く、冬は暖房の効いた部屋に置かない。外に置く場合は雨除けを忘れないようにします。

(2)土の表面が乾いてから水やりをする

春と秋の水やりはたっぷりめに、夏は少なめ、冬はぬるめの水を用意します。

(3)植え替えは春か秋に

成長期に植え替えするのがベスト。植え替えの前に土を乾燥させておく。植え替えた直後は水をやらないようにします。

(4)挿し木で増やすのがおすすめ

増やし方には、種をまいて増やす、接ぎ木で増やす、挿し木で増やす方法がありますが、挿し木で増やすのをお勧めします。

8) サボテンの成長後の効果的な2つの用途・楽しみ方

(1)邪気を祓うインテリアに

風水的に見ると、刺や針のように尖ったところから「邪気を祓ってくれる」と言われ、このパワーを置き場所でうまく活用することで、お洒落なインテリアになります。

(2)化粧水の効果

肌に良い「サボテンオイル」。角質細胞と角質細胞の間を満たし、保湿力を維持させることによって、その後で使う化粧水の浸透力が高まります。

9) サボテンを育てる6つの魅力とは

(1)ユニークな形と、ひとつひとつの愛らしい表情→同じ種類でもそれぞれ個性を持っています。

(2)可愛らしい姿を見ているだけでも癒されます。

(3)ユニークなフォルムや花が美しいです。

(4)他の観葉植物より育てやすいです。

(5)寄せ植えができ、それぞれの成長を楽しめます。

(6)たくさんの種類から好みにあったものを育てられます。






今回のまとめ

1) サボテンの紹介

2) サボテンの3つの種類と特徴

3) サボテンを育てる難易度、耐久性とは

4) サボテンを育てるのに用意する6つのグッズ

5) サボテンの4つの栽培ステップ

6) サボテンの効果的に育てる7つのコツ

7) サボテンを育てる時に注意すべき4つのこと

8) サボテンの成長後の効果的な2つの用途、楽しみ方とは

9) サボテンを育てる6つの魅力とは 

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