ザミアの育て方にはコツが?4つの栽培STEPを紹介

ザミア

鮮やかなグリーンの丸い葉先を持つザミアは優しい印象で、フラワーアレンジメントにも用いられています。観葉植物初心者にも育てやすく、室内のインテリアとして最適です。今回はザミアの特徴、育て方と注意点をご紹介します。






目次

ザミアの育て方を解説!4つの栽培ステップとコツ

1)ザミアの紹介

(1)ザミアとは

ザミアはソテツ目に属する裸子植物で、約40種類あります。一般にザミアと呼ばれているのはザミア・プミラです。ザミアの葉は固く肉厚で、裏側に細かい毛が生えています。ソテツの仲間ですが、丸みのある葉先をしているのでチクチクしません。幼葉は大きな四つ葉のクローバーのような形でとても可愛らしいです。

(2)科目・原産地

科目:ザミア科ザミア属

原産地:メキシコ、中央アメリカ

(3)草丈・開花期

草丈:100~120cm

開花期:6月~7月

(4)名前の由来

ザミアとはラテン語の「a zaniae」に由来しています。「マツの球果」という意味です。

(5)期待できる効果・効能

美しいグリーンの葉を持つザミアは、お部屋のインテリアとして最適です。視覚疲労の緩和やリラックス効果などが期待できます。

(6)栽培の難易度・耐寒性・耐影性

難易度:簡単~普通

耐寒性:弱い

耐影性:普通

2)種類の違いはあるの?ザミアの4つの種類と特徴

(1)ザミア・プミラ

一般的にザミアと言えば、ザミア・プミラを指します。「メキシコソテツ」「ヒロハザミア」とも呼ばれます。葉は肉厚で硬く、裏側に繊毛が生えています。

(2)ザミア・フィスケリ

明るいグリーンの長い羽状の葉を持つザミア・フィスケリは、「ウスバザミア」と呼ばれる通り、葉が薄いザミアです。茎が半分ほど地中に埋まり、1m程成長します。

(3)ザミア・フロリダーナ

濃いグリーンの細長く柔らかい葉を持ち、「フロリダザミア」とも呼ばれています。茎が半分ほど地中に埋まり、高さは80cm程になります。

(4)ザミア・フルフラケア

ザミア・プミラに似ていて、こちらも「メキシコソテツ」と呼ばれています。フルフラケアとは「ウロコが多い」という意味です。葉は肉厚で硬く、裏側に繊毛が生えています。

3)グッズを準備しよう!育てるのに用意するグッズ5選

(1)グッズの名称

鉢・用土・肥料・シャベル・ジョウロなど

(2)グッズを選ぶ基準

観葉植物用の水はけのよい用土が最適です。肥料は緩効性の液肥を用意しましょう。

(3)初期費用

2,000~3,000円前後

(4)入手方法

園芸店・ホームセンターなどで入手できます。

ザミア

4)正しい手順で栽培を!4つの栽培ステップとは

(1)ステップ1:植え付け時期

植え付けは、4月~5月の間に行います。サボテンや多肉植物用の用土を使い、鉢底に石を置いて水はけを良くします。根が出るまでは土に十分な水気を与えてください。

(2)ステップ2:肥料

春~初夏の成長期に緩効性の化成肥料または有機肥料を与えます。月に2回程与えれば大丈夫です。肥料を与えすぎると根を痛めるので注意が必要です。

(3)ステップ3:増やし方

子株を分けて増やします。4月~5月の植え替えの時期に行いましょう。子株の大きさに合った鉢を用意してください。

(4)ステップ4:植え替え

成長が遅いため、植え替えはあまり必要ありませんが、根詰まりを防ぐために3~4年に一度植え替えた方が良いです。植え替えの時期は4~5月です。一回り大きな鉢に植え替えましょう。

5)要チェック!ザミアを効果的に育てる8つのコツ 

(1)土の種類・鉢植え

市販のサボテンや多肉植物用の水はけの良い土を準備します。鉢は排水性の良いものを選びましょう。シンプルなデザインの鉢が葉の色を引き立てるのでお勧めです。

(2)種の巻き方

ザミアの種は1~2cmの丸みをおびた茶色です。4~5月の間に種を蒔きます。

(3)剪定・日常の手入れ

年間を通して剪定する必要はあまりありませんが、葉が痛み、垂れ下がっている場合は根元から切り落としましょう。

(4)肥料・水やり

肥料は緩効性の液肥を使い、春~初夏の間だけ2週間に1度程度与えれば十分です。水やりは土が完全に乾燥していることを確認してからたっぷりと与えましょう。冬は土が完全に乾いてから2~3日後に水を与えます。水を控えると耐寒性が増します。

(5)季節ごとの手入れ

年間を通して日当たりの良い場所に置きます。冬は必ず室内に入れ、水を与えすぎないようにしてください。夏は冷房、冬は暖房の風が直接当たらないように気を付けましょう。

(6)日当たり・置き場所 

日当たりが良く、風通しの良い場所で管理しましょう。夏場の直射日光を浴びても大丈夫ですが、葉焼けを防ぐためにレースのカーテンなどで直接日が当たらないようにした方が良いでしょう。気温が15度前後になれば室内に入れてください。

(7)増やし方 

株分けで増やすことができ、4~5月に行います。

(8)虫対策・健康的に育てるコツ

害虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。ハダニやカイガラムシなど要注意です。歯ブラシでこすり落としてから薬剤を撒くと効果的です。

6)ここに注意!育てる時に特に注意すべきこと 

(1)水のやりすぎに注意

水をやりすぎると枯れてしまいます。鉢の中の土が完全に乾いていることを確認してから水を与えましょう。水はけの悪い土や鉢を使うと根腐れしやすくなるので注意が必要です。

(2)日の当たる場所に置く

寒さに弱いので、年間を通じて日当たりの良い場所に置きましょう。十分な日光を浴びた方が葉の色や形が良くなります。冬は室内で管理してください。ベランダに置く場合は、気温が15度前後になったら室内に入れましょう。

7)成長後の楽しみって?ザミアの効果的な用途とは 

ザミアは、観葉植物初心者でも育てやすく、大きくなり過ぎないため室内用インテリアとして人気です。ゆっくりと成長するので長く楽しめます。鮮やかなグリーンの葉がお部屋を華やかにし、リラックス効果をもたらします。






まとめ

1)ザミアは丸みのある葉を持つ初心者にも育てやすい観葉植物

2)日当たりの良い場所を好み、水やりは土が乾燥してからで良い

3)耐寒性がないので、気温に注意が必要

4)ハダニやカイガラムシがついたらすぐに駆除する

5)グリーンの葉が美しく、リラックス効果があり、お部屋のインテリアとして最適

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